Debian JP Project

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2010年12月22日

Exim への攻撃観測とセキュリティ更新についての注意喚起

Debian のデフォルトメールサーバパッケージである Exim に、細工を施した SMTP 通信にてバッファオーバーフローを引き起こし root 権限を外部から取得される脆弱性が発見されています。外部から侵入を受ける脆弱性は既に Debian では修正済ではありますが、すでに攻撃プログラムが公開されて容易に入手できるので、多くのサイトにてこの更新を適用してないために被害に遭うケースがみられます。

Debian による公開サーバを運用されている方は、以下の点をチェックしてください。

  • メールサーバを Exim4 で運用していないかどうか。Exim4 は Debian において、MTA が必要になる場合に依存関係上、自動的にインストールされることがあります。なお、postfix など他のメールサーバを利用している場合は、今回の場合は問題がありません。
  • Exim4 をインストールしている場合、外部からのメールを受け取る設定になっているかどうか (ローカル配送専用のメールサーバとして Exim4 が導入されている場合は、外部からは攻撃を受けない可能性が高くなりますが、依然としてローカルユーザからは攻撃が可能な点にはご注意ください)。
  • 12/10 以降にサーバの更新を実施しているかどうか。
  • 以下のようにして、Exim4 パッケージがセキュリティ更新されたものであるかを確認してください。こちらで現在の安定版でのバージョンの確認が可能になっています (現在のところ 4.69-9+lenny1 以上であれば問題ありません)。
    $ dpkg -s exim4 | grep Version
    Version: 4.69-9+lenny1
  • 既に被害にあっていないかどうか。
    • 現在確認されているところでは、/var/spool/exim4 以下にツールが配置されているケースがあります。以下のようなファイルが配置されている場合は、残念ながら既に侵入されています (参考URL) 。
      -rw------- 1 Debian-exim Debian-exim     117 Dec 15 16:41 a.conf
      -rw------- 1 Debian-exim Debian-exim     119 Dec 15 16:41 e.conf 
      drwxr-xr-x 3 root        root             75 Dec 16 18:00 rk
      -rw------- 1 root        root        4421289 Dec 15 20:13 rk.tgz
      -rw-r--r-- 1 root        root              0 Dec 16 13:26 s
      -rw-r--r-- 1 root        root              0 Dec 16 13:26 s.c
      -rwsr-xr-x 1 root        root           6764 Dec 15 23:29 setuid
      -rw------- 1 Debian-exim Debian-exim    3120 Dec 15 16:41 setuid.1
      -rw------- 1 Debian-exim Debian-exim     130 Dec 15 16:41 setuid.c
      
    • 別の被害ケースでは、上記のような状態にはなっていなかったが、netstat コマンドの実行 (netstat -antp) で dropbear という SSH サーバを別途インストールされていることを発見し、さらに確認したところ、外部から接続可能なように root ユーザの SSH の設定に鍵が追加されていたとのことです。
  • その他、メールログやシステムログに異常がみられないかの確認。

対策:

今回の問題は、容易に侵入を許し root 権限を奪われる非常に危険なケースです。十分に注意・確認をお願いします。なお、今回の更新に加えて権限上昇に対する Exim4 のアップデートが配布される予定がありますので、その際も更新をお願いします。

2010/12/22 21:32 リンク

2010年11月25日

開発ニュース寄せ集め (第 24 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

packages.d.o のスクリーンショット

もうお気づきかもしれませんが、packages.d.o に Debian スクリーンショットサイトへのリンクとともに スクリーンショットが表示されるようになっています。"No screenshot available" の画像が出てスクリーンショットが表示されないところは、ユーザにスクリーンショットの投稿を求めているところです。 誰でも簡単に寄稿出来て、承認後には、スクリーンショットがウェブページpackages.d.osynapticaptitude-gtksoftware-center、さらに、 games-thumbnailsgoplay を経由して利用可能になります。Debian スクリーンショットサイトはすでにほぼ 2 年間運営されており、1700 ものパッケージから 2200 を越すスクリーンショットを集めていますが、 多くのパッケージのスクリーンショットが足りていないので、今日にでもアップロードするといいと思います。 スクリーンショットのメタデータは JSON (12) か UDD で利用可能です。Debian スクリーンショットサイトの裏で動いている debshots で作業したいなら、git のリポジトリをチェックアウトして、Christoph Haas さんにパッチを送ってください。 特に、packages.d.o との統合に関して、様々な改善が予定されています

-- Paul Wise

BTS のバージョン追跡の解説

BTS においてどの様にバージョンを追跡しているのかについて、未だに多くの混 乱がみうけられます。この件に関する多少長いブログ記事を書きました。 この記事では、しばらく前に閉じられているにもかかわらず、アーカイブされな いバグがあるのは何故かを説明しています。

-- Gerfried Fuchs

dpkg-dev の最新機能

Raphaël Hertzog さんが dpkg-dev の最新機能についてブログに書いています。 また、彼はフランスのパリで最近開催された MiniDebConf でもトークセッションを 行いました (スライド)。彼のブログ記事とトークは、いくつかの領域をカバーする もので、次のような内容を含んでいます。新しいソースパッケージ形式、ソースパッケージの ビルドオプション、メンテナスクリプトのヘルパー、ベンダー差分のサポート (パッチと ビルドルール)、ライブラリ向けのシンボルファイル、それからビルドフラグのカスタマイズ、 などなど。

-- Paul Wise

Ultimate Debian Database を用いたバグの検索

バグ (RC バグを含む) の検索に、いくつもの条件を指定できる 検索エンジンを提供する Ultimate Debian Database 用の 新しいウェブインタフェースがあります

-- Lucas Nussbaum

バックポートされたパッケージの状態を再評価

バックポートされたパッケージの状態を再評価する呼びかけをメールしました。 squeeze 版よりもバックポートが古くなっている理由が、もはや妥当でなくなって いるなら、再度パッケージを同期させておくとよいでしょう。セキュリティ修正や ポイントリリースによる更新がやりやすくなります。

-- Gerfried Fuchs

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・倉敷悟が行いました。 また、victory さん・やまねひできさんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2010/11/25 21:47 リンク

2010年11月03日

第 41 回 関西 Debian 勉強会 in 関西オープンソース2010

第41回 関西 Debian 勉強会@KOF2010 」 のお知らせです。 関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまな トピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:11月6日(土) 10:00〜18:00
  • 会場:大阪南港ATC (行き方はこちら)
    (大阪市交通局 ニュートラム 南港ポートタウン線 トレードセンター前駅より徒歩5分)
  • 主催:関西オープンフォーラム
  • 費用:セミナー/ミニセミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定
セミナー
「でびあん らんだむとぴっくす 〜 Squeezeマダァー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン」
(会場:9F-セミナールーム2 11月6日(土) 13:00-13:50)
  • Debian 次期安定版 Squeeze についての開発状況や、ここ最近の Debian 界隈の話題などをゆるーくお話します。
  • 担当:佐々木洋平(Debian JP Project)
セミナー
「GPG キーサインパーティ」
(会場:9F-セミナールーム3 11月6日(土) 17:00-17:50)
OSS開発者、ユーザ共に必要なGPGの説明と、GPGキーサインパーティを行ないます。キーサインに参加する人は、事前に下記URLを参照し、登録をお願いします (グループキーサイン形式で行ないますので事前登録をよろしくお願いします)。
http://www.math.kyoto-u.ac.jp/~uwabami/ksp-kof2010/
キーサインパーティに出席できない人も、関西Debian勉強会ブースにてハッシュ値の照合を行なえますので, 是非ご登録ください。
ブース展示・配布物
  1. Debian 稼働マシン展示と Debian 体験コーナー
    • ノートPCをお持ちください。ネットワークブートであなたのPCでDebianが起動します!
  2. 有志作成 Debian グッズ(Tシャツ)
  3. Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」
  4. Debian Live DVD 配布

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会担当:佐々木 洋平 (uwabami@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/11/03 01:02 リンク

2010年08月26日

開発ニュース寄せ集め (第 23 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

Debian MiniConfなど

そういうわけで、Debconf が終わって、すぐに寂しく思うことでしょう(というか寂しがってるでしょう?)。 いつでもこれを少しばかり悲しむ人はいますが、 それゆえに必然として来年再び皆さんと会うために 私たちは帰ってきます。また、来年までの一年間、皆さんが寂しい思いをする必要はありません。

今年はじめに、MiniDebCampがタイで開催され、およそ30人の地元の人と、ヨーロッパや、オーストラリア、 日本、台湾から5人が出席しました。伝えられるところでは、DebConf の終了時と日程が重なったインドの MiniConf では、ほぼ200人の参加者がありました

10月の終わりには、MiniConfがフランスのパリで開催されます。11月の初めには、Debian MiniConf が、 ベトナムのホーチミン(サイゴン)市のFOSSASIA で開催されます。このようなイベントは、世界中の Debian コミュニティの発展を助けます。どうかそれに出席し、トークを行ったり、あなたのブログや、ミニブログ、 メーリングリスト、irc/チャットチャンネルでPRしたりすることでサポートしてください。 もし、これらのイベントのうちの1つを組織しているならば、あなたの Debian MiniConf のために <country><year>.mini.debconf.org ドメインを得るためにDebConfグローバルチームへの 連絡を考慮してください。 また、あなたの Debian 関連イベントをDebianウェブサイトのリストに 掲載するために、Debian イベント関連のアドレスに連絡してください。

-- Paul Wise

Debian Maintainer index

Enrico Zini が現在の全 Debian メンテナ (DM) とその保守するパッケージを一覧する すばらしい概観ページを作ってくれました。

-- Stefano Zacchiroli

GoogleCode redirector

最近 GoogleCode redirector のベータテストを始めました。 これは debian/watch (by uscan(1) and DEHS) で使われることを想定しています。 自由に使って、バグ報告や機能要求をしてください

-- David Paleino

Debian プロジェクトニュースへの DD のコミット権限

Debian プロジェクトニュースに(編集、レビュー、翻訳の形で)寄稿している Debian 開発者は、 特別に権限を要求することなくコミット可能です。 alioth の subversion リポジトリでは、既に全 Debian 開発者に書き込み権限を与えています。 さらなる詳細については、 http://wiki.debian.org/ProjectNews/HowToContribute にあります。

-- Alexander Reichle-Schmehl

Debian 開発者のポートフォリオサービス

最近、Debian 開発者のポートフォリオサービス にいくつか新しい情報の種別を追加しました。

  • ユーザの Debian wiki ホームページへのリンク (URL パラメータ wikihomepage で指定されるものか、大文字で始める名前から生成されるもの)
  • ユーザの Debian フォーラムページへの任意のリンク (フォーラムの id が URL パラメータ forumsid として指定された場合のみ)
  • MIA 情報向け ssh コマンドライン、保有している debian.net ドメインと所属グループ
  • db.debian.org から GPG 鍵を取得するための finger コマンドと URL
  • db.debian.org から開発者情報を取得するための finger コマンド

日次で gpg 鍵情報を keyring.debian.org と同期するための cron ジョブも追加しました。 DDPortfolio は、Debian maintainer および Debian developer キーリングの 情報を使っています。

Debian Maintainer の GPG 指紋とフルネームは、Debian Developer の場合と同じ方法で email アドレスから自動的に取得されるようになりました。

ddportfolioservice に新しいアイデアを淀みなく提供してくれた Paul Wise (pab) さん に感謝します。

-- Jan Dittberner

#debian-ubuntu on OFTC

Lucas Nussbaum が OFTC の IRC チャンネル #debian-ubuntu についてブログ記事を書いています。 あるパッケージがUbuntuではどんな状態なのか(そしてその逆も)、疑問がある場合に非常に有用です。

-- Raphaël Hertzog

チームアップロード

一つのメーリングリストに全てのバグレポートを集めていて、Maintainer や Uploader への直接記載なしに、メンバーによる通常のアップロードを許可しているパッケージング チームがあります。こういった場合に、特別な一行目 * Team Upload. があると、 アップロードが NMUと間違われるのを避けることができます。devscripts パッケージ の debchange (dch) ツールは、--team コマンドラインオプションを使う ことで チームアップロード をサポートします。

-- Charles Plessy

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は victory さん・石井一夫さん・倉敷悟が行いました。 ありがとうございます。

2010/08/26 23:47 リンク

2010年08月14日

第38回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第38回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2010 年 8 月 22 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪福島区民センター 303会議室 (定員:22名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前課題1: Debian が動作する CPU、ターゲット機器について予習をしておいて下さい。
  • 事前課題2: それらのうち、これまでに使用したことがあるアーキテクチャを教えてください。(例:i386、amd64、arm、powerpcなど)
  • 事前課題3: 組込み機器の OS として Debian を使う場合のメリット/デメリットについて、思う所を書いてください。
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. emdebian について −関西 Debian 勉強会参加者中間報告− (担当:たなかとしひさ)
    私は2010年年初の関西 Debian 勉強会で、今年の抱負として emdebian に ついて勉強する事を目標としました。 2010年も半ばを過ぎましたので、関西 Debian 勉強会参加者の中間報告として、 emdebian について勉強した事をお話出来ればと考えています。 また、組込み機器と Debian、組込み機器と Linux の現状と今後について、議論 させて頂けたらと考えています。
  3. Debian GNU/kFreeBSDで暮らせる環境を構築してみる (担当:杉本典充)
    現在、FreeBSDカーネルを使ってDebianシステムを構築した 「Debian GNU/kFreeBSD」の開発が行われています。 squeezeでリリース予定になっているDebian GNU/kFreeBSDで 暮らせる環境を構築する過程とDebian GNU/Linuxとの違いで つまずいた部分等をお話します。
参加方法と注意事項
8 月 20 日 (金) 24:00 までに Debian勉強会予約管理システムを参照して、 事前登録をしてください。登録にはGoogleアカウントが必要になりますが、事情によりGoogleアカウントを使えない/登録できない方は担当者まで連絡してください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (予定) に参加する場合は、二次会参加の欄にチェックしてください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:倉敷 悟 (lurdan@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/08/14 17:32 リンク

2010年07月30日

RC バグを潰して GuruPlug 他商品をゲットしよう!

7/25から8/7までに Debian の RC バグをつぶした人に GuruPlug などの商品が当たるというイベントが開かれています。在宅からの参戦でもwelcomeです。参加方法など、詳しくはDebian Project Leaderのblogを参照してください。

2010/07/30 16:47 リンク

2010年07月14日

開発ニュース寄せ集め (第 22 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

LWN サブスクリプション

現在、DD に加え、DM も HP がスポンサーしている LWN サブスクリプションを受ける 資格があると Bdale Garbee さんはアナウンスしました。 現時点で約571人の DD と DM が HP がスポンサーしている LWN サブスクリプション の恩恵を受けています。

-- Paul Wise

ubuntudiff.debian.net

UbuntuDiff と呼ばれる新しいサービスがセットアップされました。 それは、grep-dctrl クエリを指定したり、またはショートカット(例えばpackageuploaders)を使用することにより Ubuntu の変化が、 Debianパッケージになされるのを即座に見ることを可能にします。 あなたのフィードバックとバグレポートを歓迎します。

-- Mehdi Dogguy

debian.net の TXT レコード

Debian のシステム管理者は、各 debian.net ドメインに対する TXT レコード を有効にしました。これは、そのドメインが DD によるスポンサードなのか、 あるいは、非 DD によって管理されているのかを示すのに使うとよいとされて います。CNAME レコードは、その他のレコードとは組み合わせられないので、 debian.net ドメインに CNAME を追加するのではなく、正規の名前に対して TXT レコードを追加すべきことに注意してください。

-- Paul Wise

Debian システム管理チームは支援を求めています

先日、Setephen Gran は移植開発者およびプロジェクトのメーリングリストに 対して移植用計算機上での chroot のメンテナンスについての支援要請 を送りました。数人の人々が応募してくれて、実際に手助けをしています(感謝します!)。 ですが、まだまだ手が足りていません。 興味のある方はこのメッセージを確 認し、DSA に連絡を取って下さい。また Peter Palfrader は、移植用の chroot のアップデートに関する最近のメールにおいて、 DSA が管理しやすいメール題名のフォーマットについて述べています。

-- Martin Zobel-Helas

PTS 経由で Ubuntu のバグをメール受信

気になるパッケージについての、Ubuntu のバグメールを Launchpad を使うことなく (そこでパッケージ毎の登録をしなくても) 購読することができるようになりました。これは 新しいオプトインの PTS キーワード:derivatives-bugs として実装されています。

自分のパッケージ全てを購読するなら、(デベロッパーズリファレンスにある通り) 'keyword [email] + derivatives-bugs' を使います。 'derivatives' (Ubuntu diff など。これもオプトインです) をあわせて購読しても よいでしょう。

言うまでもないことですが、他の派生ディストリビューションでこのようなデータ提供に 関心があるという場合は、遠慮なく Debian QA チームに連絡してください。

また、自分がメンテナンスしているパッケージを購読しているか定かでないなら、 UDD スクリプトを使って購読の漏れを確認することができます。

-- Lucas Nussbaum

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・中尾隆さん、倉敷悟が行いました。 ありがとうございます。

2010/07/14 08:47 リンク

2010年07月08日

OSC 2010 Kansai@Kyoto GPG キーサインパーティのご案内

OSC 2010 Kansai@Kyoto の会場をお借りして, GPG キーサインパーティを行なわせて頂くことになりました.

キーサインパーティーとは, 互いの鍵に署名をすべく, PGP(GPG) 鍵を持つ人々が集まるものです. キーサインパーティーは PGP(GPG) 鍵を利用する上で非常に重要な概念である, 信頼の輪 (Web of Trust) を大規模に拡張するのに有用です. また, このようなキーサインパーティーは実際に面と向かって会う良い機会でもあります.

開催日時・会場・持ち物等
OSC 2010 Kansai@Kyoto の会場で, 昼休み時間にちょっと時間を頂いて行ないます.
  • 日時:2010 年 7 月 10 日 (土) 12:10〜12:30
  • 会場:京都コンピュータ学院 京都駅前校, 5 階 507 教室 アクセス
  • 費用:無料
内容
今回のキーサインパーティでは, 一斉に事務的に行なうのではなく相手と軽く会話しながら御互いの ID と GPG フィンガープリントを確認する方法(グループキーサイン)で行ないます. なるべく事前に登録サイトより GPG 公開鍵の登録を行なって下さい.
参加方法と注意事項

グループキーサインを行なうためには事前準備が必要となります. お手数ですが2010 年 7 月 7 日(水) 12:00(正午)までに, キーサインに使用する自分の公開鍵を登録サイトから登録して下さい.

鍵の登録後, 登録データに問題が無ければコーディネータが参加者一覧に登録し, 確認メッセージをメールで送信します. この参加者リストに乗った時点で登録完了とします. なお, 登録作業から 24 時間経過してもコーディネータからの連絡が無く,かつ参加者一覧にも掲載が無い場合, もしくはメッセージに書かれている情報が間違っている場合には, お手数ですがコーディネータまでご連絡下さい.

GPG 鍵については, 利用されているハッシュのうち SHA1 の脆弱性が大きくクローズアップされています. このため, 今回のキーサインパーティでは, より強い暗号強度を持った GPG 鍵に限定します. 未だ 4096/RSA 以上の暗号強度の鍵を持っていない方は GPG 鍵を作成し, その鍵でキーサインパーティへ参加して下さい.

グループキーサインへの登録へ間に合わず, 当日飛び込み参加の場合には

  • 御自身のお名前(本人確認ができる身分証と合致する名前)
  • GPG 鍵の ID
  • GPG 鍵のフィンガープリント
  • メールアドレス
の書かれた紙を(それなりの枚数)用意して参加して下さい. 用意して頂いた紙をキーサイン相手に一枚ずつ配って頂きます.

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:佐々木 洋平 (uwabami@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/07/08 22:47 リンク

第37回 関西 Debian 勉強会 @OSC2010 Kyoto のお知らせ

第37回 関西 Debian 勉強会@OSC2010 Kyoto 」 のお知らせです。 関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:日時:2010 年 7 月 9 日 (金) / 2010 年 7 月 10 日 (土) 10:00〜18:00
  • 会場:京都コンピュータ学院 京都駅前校  アクセス
  • 費用:無料
ブース展示内容
  • Debian 稼働マシンと勉強会資料の展示
  • Debian Live DVDの配布
  • Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」の販売(残部少)
  • Debian Tシャツの販売
セッション
  • 野良ビルドから始めるDebianパッケージ作成(担当: 佐々木 洋平(Debian JP Project)
  • 日時 2010 年 7 月 10 日 (土) 14:00〜14:45 (45 min)
  • 場所: 京都コンピュータ学院 509教室
  • 内容: 次期安定版Squeezeのリリースはまだ先になりそうです。 Debianパッケージは古いけど新しいパッケージも使ってみたいな」 そんな安定版を使っている人のために、その場で試すこともできるLiveDVDを使 いながら、Debianパッケージ利用のコツからDebian Sidのソースパッケージを 使って安定版用パッケージの作成までを解説します。
参加方法と注意事項
ブース、セッションともに入場無料です。 セッションについては、オープンソースカンファレンスのページよりお申し込みください。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:佐々木 洋平 (uwabami@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/07/08 22:47 リンク

2010年07月02日

開発ニュース寄せ集め (第 21 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

DEHS は 10000 パッケージを監視しています

これを書いている時点で、DEHS の watch ファイルはマイルストーンである 10000 個に、わずか 45 個だけ届いていません。それらのうち 7480 個のパッ ケージだけがアップストリームに追従しています。詳細は、統計を確認し てください。

815 個以上の 動作していない watch ファイルの修正を手伝ったり、自分 のパッケージに watch ファイルを追加したり、なんて事を考えてくれませんか?

-- Raphael Geissert

ソースパッケージの 3.0 (quilt/native) への転換
  • この移行に伴い、新しい lintian タグを要求しました (#566820参照)。 複数のソース形式が利用できるようになったので、 debian/source/format ファイルを用意して対象のソース形式を常に明記することが推奨されます。 ソース形式を選択する際、古い "1.0" 形式を使い続ける理由がない限りは "3.0 (quilt)" または "3.0 (native)" を選択すべきです。

  • Debian 5.0.4 のリリースによって、安定版の dpkg-dev がバージョン 1.14.28 に更新されました。 これによって追加の上流 tarball の "component name" にダッシュを使うことが可能になりました。 このバージョン以後の dpkg-source で展開したソースパッケージは、 展開時に quilt がインストールされていなくても完全に quilt 互換にもなっています。 つまり、古い buildd — 安定版の最新版がインストールされているとして — でも debian/rules での quilt の使い方にそのままで対応できるようになったということになります。

  • 1000 以上のソースパッケージ がすでに新しいソース形式である "3.0 (quilt)" や "3.0 (native)" を使っています。あなたのパッケージはもう更新しましたか?

-- Raphaël Hertzog

DEHS が形式3.0のソースパッケージに対応しました

DEHS の形式 3.0 のソースパッケージへの対応が DEHS2 のリリースまでに追加できるとは思っていませんでしたが、 提供されたパッチのおかげで対応するようになりました。

パッチをくれた Didier Raboud さんに感謝!

-- Raphael Geissert

userdir-ldap メールのゲートウェイが更新されました

debian.org マシンのサブセットのみの ssh キーの出力のサポートするために、 db.debian.org メールのゲートウェイが更新されました。これは、ssh 公開鍵に 「allowed_hosts=fqdn1,fqdn2」をあらかじめ追加することにより、行うことができます。 くわしくは、メールのゲートウェイの説明書をご覧ください。

-- Martin Zobel-Helas

piuparts.d.o

RFH: 利用可能な piuparts のログファイルに基くバグを、修正するだけでなくバグとして 登録する手助けが必要です。現時点で、piuparts は (19000 以上のバイナリパッケージから) 500 以上のポリシー違反を見つけていますが、これを書いている時点で serious なものが 28 あるとはいえ open なバグとして登録されているのはおよそ 60 に過ぎません。 このバグ登録の取り組みは、これまでのところ重要なポリシー違反に注力しています。

piuparts の既存バグにパッチを登録頂くのも歓迎します。BTS には piuparts の有用性 (と使いやすさ) をもっと改善する、とても素晴らしいアイデアがあります。

実施されている piuparts テストを再編成する計画があります。今のところ、sid テスト (sid 環境でインストール、除去、パージ) と、lenny 環境に lenny 版のパッケージをインストールしてから squeeze にアップグレードし、除去とパージ をした後、squeeze 環境単独でそうする (squeeze と呼ばれる) テストがあります。 計画は、sid, squeeze, それから lenny2squeeze という環境でのテストに移行 するというもので、よって (2 つの異なるテストではなく) 同じテストを3 つの設定で 行うことになります。 パージの後にファイルが残っている、といった余り深刻ではないポリシー違反によるテスト失敗は、 lenny と squeeze で無効にして、sid で有効にできます。 概してテストは、sid では杓子定規に、squeeze では融通を利かせて、lenny2squeeze では 寛容になされるべきです。このセットアップが、squeeze のフリーズが始まるまでに、理想を 言えばそれより早く準備できるようにしたいと思っています。

これができるまで、現状のセットアップでテストされたパッケージをより多く見るには、

527063 ([shared-mime-info] owned and unowned files after purge)

を修正してください。

最後に、これは piuparts をいい感じにするということではなく、ポリシーを遵守すること であり、それはユーザを幸せにしますので、現実に利点があるのだということを強調しておきたい と思います。インストールの失敗であれば明白ですが、数百万の自動化されたインストールで 使われている DEBCONF_FRONTEND=non-interactive についても考えてみてください。

-- Holger Levsen

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は victory さん・石井一夫さん・佐々木洋平さん・倉敷悟が行いました。 ありがとうございます。

2010/07/02 20:32 リンク

2010年07月01日

開発ニュース寄せ集め (第 20 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

ビルド失敗時の通知

自動ビルドシステムが、ビルド失敗時に、パッケージ追跡システム (PTS) 宛にメールで通知するようになりました (キーワード buildd)。 2009 年 1 月 7 日以降に、キーワード "default" でパッケージを購読した人は、これらの通知を受けとるようになります。 また、キーワード buildd は、新規にパッケージを購読する際のデフォルトキーワードに含まれます。 これらの通知は、必ずしもパッケージに対するバグ報告だとは限らず、他のパッケージや一時的なインストール不可、 アーキテクチャ固有の破損に起因する場合もあることに留意してください。いずれにせよ、ビルドログを見ていただけると幸いです。

-- Philipp Kern

experimental, non-free, backports.org, debian-edu そして volatile の公式自動ビルドインフラストラクチャへの統合

これまでは、非公式自動ビルドネットワークによってそれぞれ独自に wanna-build の状態とログが処理されてきました。これらは今後 buildd.debian.org で動いている公式な設備へ統合されます。 非公式ビルドの過去のログもまた、統合される予定です。これによってビルドの状況とログは、 リンク先 を通じて、普段通り取得できるようになります。 実際のビルドは、多様なアーキテクチャにおいて、ビルドの負荷に依存して、 公式もしくは非公式のホストへと分けられるでしょう。

-- Philipp Kern

buildd ソフトウェアの統一

自動ビルドインフラストラクチャに使われる sbuild と buildd のバージョンを統一する作業が進行しています。 不安定版からの公式なバージョンに依存するようにはまだなっていませんが、 使用されている sbuild はすでにそれらに近づいていて、 リンク先 で見つけることができます。 ほぼすべての buildd がすでに単一のバージョンの buildd と sbuild を使用するように変更されていて、 今月末までに移行を完了出来ると見ています。 これはパッケージの展開やインストールに、chroot 環境に含まれるツールを使用するようにもなっています。

-- Philipp Kern

debtags に基づく WNPP のバグの閲覧

wnpp-by-tags により、バグの属しているパッケージの debtags に基づいて WNPP のバグ (RFP を除く) を閲覧することが可能となりました。 たとえば、どんなバグが suite::gnome に関係するか、 または、どんなバグが implemented-in::python にあるパッケージに属しているかを見ることができます。

-- Serafeim Zanikolas

PTS の CSS スキンが無効化されています

ここのところ、PTS ではデフォルト以外の CSS スキンが壊れた状態です。結果として、CSS 選択フォームが一時的に無効にされました。 デフォルト以外の CSS を本当に気にしている人は、debian-qa@lists.debian.org に連絡して、メンテナンスを申し出てください。

-- Stefano Zacchiroli

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・中尾隆さん・倉敷悟が行いました。 また、victory さん・かねこせいじさんから多数のコメントをいただきました。ありがとうございます。

2010/07/01 23:47 リンク

2010年06月21日

Debian勉強会出張版@オープンソースカンファレンス2010 Hokkaido

6月26日に開かれるオープンソースカンファレンス2010 Hokkaidoにて、 北海道Linuxユーザーズクラブ(DoLUC)さんの枠(10:15〜11:00)に「Debian 勉強会出張版」として Debian JP Project から荒木靖宏、岩松信洋、佐々木洋平の3名が参加します。

札幌近郊の皆様、「Debian開発者を交え、Debianについてゆるーく語る」45分間にぜひご参加ください。

開催日時・会場・参加費用
セミナー (10:15-11:00@ルームC 産業振興棟(2F))
「Debian 勉強会出張版」(担当:荒木靖宏、岩松信洋)
Debian開発者を交え、Debianについてゆるーく語ります。
  1. DebianとDebian JPアップデート (担当: 荒木靖宏)
  2. 「あなたはどっち,CloudでDebian, DebianでCloud」(担当: 荒木靖宏)
  3. 「squeeze に向けた Debian GNU/kFreeBSD 入門」(担当: 岩松信洋)

2010/06/21 11:17 リンク

2010年06月18日

開発ニュース寄せ集め (第 19 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

GPG キーサイン coordination は wiki.debian.org に移動しました

GPG キーサイン coordination page は、旧来の PHP で稼働するシステムから Debian wiki に移動し、より簡単に編集できるようになりました。

  • http://wiki.debian.org/Keysigning
  • http://wiki.debian.org/Keysigning/Offers
  • http://wiki.debian.org/Keysigning/Need

    -- Christoph Berg

Debian OpenSSH の VCS の変更と支援の要請

Debian にとって重要な OpenSSH パッケージのメンテナンスを支援したいと考 え、最終的に、よりよい VCS でパッケージの履歴を管理することにし、実際 に使えるようになりました。詳しくは、 http://lists.debian.org/debian-ssh/2010/01/msg00017.html と http://wiki.debian.org/Teams/DebianSsh を見てください。Debian 開発者で 支援に興味のある人は、私まで連絡してください。

-- Colin Watson

LXDE のカスタマイズがより簡単になりました。

sid にある LXDE の構成要素の幾つかは、最近になって更新もしくは変更され ました。

この更新/変更によって、lxsession ではカスタムセッション名がサポートさ れました。また、lxpanel は XDGCURRENTDESKTOP を読めるようになり、 LXDE の代わりに他のデスクトップ環境のアプリケーションメニューも表示で きるようになりました。これによって、Debian Pure Blends を用いたカスタ マイズされた LXDE 作成がより容易に行なえます。

lxnm と lxpanel-netstat-plugin はともに廃止予定です。lxnm は wicd への 移行が推奨されており、live-helper などの他の Debian のユーティリティ では既にそのように変更されています。

-- Andrew Lee (李健秋)

WNPP BTS レポートがカテゴリ分けされました

ユーザタグとユーザカテゴリを活用して、WNPP BTS レポートの見え方が新しくなりました。 これによって、他より多くのバグをもっている (疑似) パッケージの BTS ページでナビゲーション がしやすくなります。Sandro Tosi さんが、カテゴリをあてはめるための適切な制御メッセージを 思いついてくれたおかげです。

バグの並び替えに使っているユーザタグはレポートの表題を元にしています。 WNPP のサイトでフォーマットが説明されています。

-- Raphael Geissert

ソースフォーマット "3.0 (quilt)" の更新

dpkg 1.15.5.4 以降の dpkg-source は、quilt が使用する .pc ディレクトリを (quilt を使わない場合でも) 作成します。また、パッチが適用されているかいないかを 把握するために .pc/applied-patches も使います。このように quilt とは 100% 互換ですので --without-quilt オプションはなくなります。

同じバージョンで、新しいオプション --single-debian-patch が作られました。 VCS を使っている人は dpkg-source を使って、(debian-changes-<バージョン> の 代わりに) debian-changes という単一のパッチを作成して自動更新できます。 これはフォーマット 1.0 における .diff.gz にやや似ていますが、その他の機能 (bzip2 圧縮や、複数の tar 玉など) の利点があります。 debian/source/patch-header にこの自動パッチのヘッダをセットすることができますので、 そこで変更内容を確認しやすい場所 (大抵の場合は VCS のどこか) を説明することができます。

パッケージの転換は、安定したペースで行われています: http://upsilon.cc/~zack/stuff/dpkg-v3/

自分のパッケージを転換する方法については、http://wiki.debian.org/Projects/DebSrc3.0 で基本的な情報を確認してください。

-- Raphael Hertzog

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・倉敷悟が行いました。 ありがとうございます。

2010/06/18 21:17 リンク

2010年06月02日

Debian 4.0 "Etch" の全パッケージが archive.debian.org へ移動します

これまでのセキュリティ更新を全て含んだ Debian 4.0r9 "Etch" が先日 5/22 にリリースされました (ちょっと紛らわしいのですが、4.0 "Etch" へのセキュリティサポート自体は 2010 年 2 月に終了しており、 今回のリリースまでに特に新しい更新は行われていません)。 そして、サポートが終了したリリースへの作業として、2010/6/6 に現在リポジトリから取得できる Etch のパッケージ群が archive.debian.org へすべて移動されます。 これに伴い、各ミラーサーバからも順次パッケージの取得ができなくなります。

何かしらの理由で Etch のパッケージを使いたい場合は、apt line の設定 (/etc/apt/sources.list) を archive.debian.org から取得するように設定を変更しましょう (もちろん、現在の安定版 5.0 "Lenny" を利用する方がお勧めです)。

2010/06/02 23:47 リンク

2010年05月30日

開発ニュース寄せ集め (第 18 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

debian/changelog ファイルの 3-way マージ

Debian changelog ファイルのスマートな 3-way マージを行う新しいスクリプトが アナウンスされています。git は自動的にこれを使うように設定でき、これによって、 よく見られる通常の行ベースによるマージによって生成されるコンフリクトを回避できる ようになります。

-- Raphaël Hertzog

PTS のページで対処されていないセキュリティ問題が表示されるように

Raphael Geissert さんによるパッチのおかげで、PTS (http://packages.qa.debian.org) が security tracker (http://security-tracker.debian.net) ときちんと 統合されました: パッケージのページは、入力されたソースパッケージに対して、 (もしあれば) 対処されていないセキュリティ問題の数を表示します。

-- Stefano Zacchiroli

git format-patch との互換性のため DEP-3 が更新

最近アナウンスされた Patch Tagging ガイドライン が更新されました。 これは、git の format-patch と他の VCS でメールで変更点を交換するのに、より互換性を高めるためです。 この形式の利用を検討してください。使い方についてのコメントの交換はご自由にどうぞ。

-- Raphaël Hertzog

debian-devel メーリングリストと ITP

DebConf9 で、debian-devel メーリングリストをより有用にするためのディスカッションがありました。 まとめると、開発者リファレンスの 5.1 項 にあるお勧めについての簡単なリマインダです。 複数パッケージの ITP を debian-devel に送らないで、代わりに後で ITP をまとめてサマリを debian-devel に送ってください。複数のパッケージ群が何かしら関連がある場合は特にそうです。

-- Paul Wise

wiki.debian.org でのバグの状態表示

Debian wiki では、クローズされたバグを打ち消し線でオープンになっている バグと区別している DebianBug:123456 のようなリンクを含んでいる wiki ページの 更新に Javascript を使うようになりました。さらに、マウスポインタをタイトルの上に載せると、 バグの状態 + 修正されたバージョン + バグ番号 + バグの件名に変更されます。 この機能は debian-installer チームの Max Volzeler (mvz) さんによって始められ、 コードが書かれました。彼はこれを squeeze goals wiki ページに使いたいと思ったのです。 実相の詳細は Debian wiki チームの git リポジトリ で参照できます。 wiki チームは、通常の interwiki アイコンを置き換えるのに使う、死んでいるバグと生きている バグのアイコンのデザインをする人も探しています。 wiki にある既存のバグへのリンクを DebianBug:123456 形式のリンクに変更したい場合は、 DebianBugification の wiki ページ案のリストを参照してください。

-- Paul Wise

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は victory さん・やまねひできさんが行いました。 ありがとうございます。

2010/05/30 08:32 リンク

2010年05月29日

開発ニュース寄せ集め (第 17 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

PTS ニュース: アクセシビリティ、piuparts、地域化 (l10n)

Debconf9 の期間中に PTS (http://packages.qa.debian.org) に多数の変更が導入されました。

  • PTS のページレイアウトがデザインし直されました。ほとんどが目につきにくい部分についてです。 table タグによるレイアウトをしなくなったので、利用しやすくなっているはずです。 少々不便なところは、デフォルト以外の CSS スタイルシートが現在壊れていることです。

  • PTS は、piuparts によって発見されたパッケージのインストール問題のエラーを表示するように なっています (詳細な情報については http://piuparts.debian.org を参照してください)。

  • PTS は、パッケージの翻訳状況と、Debian 固有の文字列 (例えば debconf のテンプレート) が翻訳を必要としている時に警告の情報を表示するようになっています。

    -- Stefano Zacchiroli

cvs.debian.org (と webwml レポジトリ) が Alioth へ移動

cvs.debian.org が gluck.debian.org から引っ越しました。 新しい場所は、その他全てのバージョン管理システムを持っている alioth.debian.org です。SSH ホスト鍵が変更されることと、パスワードが (Debian の公式 LDAP から利用されるのではなく) alioth のパスワードを使うようになることから、主に webwml リポジトリ (ウェブサイト) に変更をコミットする人にこの変更の影響があります。

-- Raphaël Hertzog

2009 年 Git ユーザ調査

2009 年 Git ユーザ調査が始まりました! Git の改善があなたの Debian 関連作業に対するニーズをより満たすと思うなら、 数分ほど回答にお時間をください。調査は 2009 年 9 月 15 日まで、です。

-- Raphaël Hertzog

新しいソース形式

新しいソース形式への移行検討に関連する状況の更新が debian-devel に投稿 されました。 テスト用ソースパッケージ (と関連する APT リポジトリ) が利用可能です。 主な障害は、新しいソース形式のサポートを dak (Debian Archive Kit) に 追加するブランチをマージすることです。(これまでに) 行われてきたことや (今後の) 予定についてのさらなる詳細については、メールを確認してください。

-- Raphaël Hertzog

新規メーリングリスト debian-user-dutch

オランダ語を使う Debian ユーザの新しいメーリングリストが作成されました。 デスクトップを英語で使っていても参加は可能です。 ここからご参加ください: http://lists.debian.org/debian-user-dutch/

-- Paul van der Vlis

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳はやまねひできさんが行いました。 また、武井伸光さん、victory さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2010/05/29 22:02 リンク

開発ニュース寄せ集め (第 16 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

GCC 4.4 に関するビルドの失敗が BTS で追跡されています

GCC 4.4 は 4 月 21 日にリリースされました。私は 11 月に GCC 4.4 のスナップショットで アーカイブをコンパイルし、BTS に多くの問題を報告しました。 私は GCC 4.4 でそのアーカイブを再びコンパイルし、いくつか追加の問題を報告しただけです。 合計で、315 のバグ が報告され、現在このうち 180 が(ほとんどがパッチがありますが)まだ開いたままです。 GCC 4.4 であなたのパッケージをコンパイルしてみてください。

-- Martin Michlmayr

Debian は EGLIBC へ切り替えようとしています

たった今、Embedded GLIBC (EGLIBC) をアーカイブにアップロードしました (現在 NEW queue の中で処理されるのを待っています)。まもなく GNU C ライブラリ (GLIBC) からそれに置き換わるでしょう。EGLIBC は、元の GLIBC と互換性のあるソースとバイナ リを保持した GLIBC の改良版です。ユーザの視点からは、パッケージ名は何も変わってい ない (ソースパッケージとソースを含むバイナリパッケージを除く) ので、移行処理の必要 はありません。

この変更の動機についてのさらなる詳細は以下のページで見られます: http://blog.aurel32.net/?p=47

-- Aurelien Jarno

Debian Common Language Infrastructure (CLI) メーリングリスト

リストシステム管理者はとても素晴らしいことに、新規の debian-cli メーリング リストを設置しました。 このメーリングリストは、Debian Common Language Infrastructure (CLI) の使用や、 開発に関するものです。もし、Monoや、GNU Portable.NET、LLVM VMKit を用いて ソフトウェアを開発したい、あるいは Debian パッケージを作成したい人は、この メーリングリストに入るのは正解です。また、C# や、VB.NET、Boo、Nemerle、その他の CLI による(が使える) プログラミング言語でソフトウェアを書いている人も、 このメーリングリストに歓迎です。

-- Mirco Bauer

ヨーロッパの開発者向けの新たなアップロードキュー

アメリカへのアップロードは遅くなることがあり、ries のキューからの警告 メールにつながるので、ヨーロッパのどこかにアップロードキューを設置して ほしいという要望を受けました。という訳で、以下のホストを設置しました:

ftp.eu.upload.debian.org

ftp.upload.debian.org と同じように使え、バックグラウンドでは同じソフト ウェアが動いているので、コマンドファイルもすべてサポートされています。

また、初めて IPv6 で到達可能なアップロードキューでもあります。

-- Jörg Jaspert

LXDE の更新

LXDE(軽量な X11 デスクトップ環境)が近日中に更新されます。既存の多くの コンポーネントが更新されます。また、新しいコンポーネントが導入されてディ スク I/O の軽減と、キーボードとマウスの設定を追加する GUI の提供が図ら れます。

-- Andrew Lee (李健秋)

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・中尾隆さんが行いました。 また、やまねひできさん、victory さん、岩松信洋さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2010/05/29 21:32 リンク

開発ニュース寄せ集め (第 15 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

主要なデスクトップ環境のアップデート

Debian における三つの主要なデスクトップ環境は更新されたか、近日中に更新 されることになりました。Xfce 4.6 は既に unstable にアップロードさ れています。KDE4.2.2 も同様です。GNOME 2.26 についても今後 数日中にこれらに続くでしょう。

-- Yves-Alexis Perez

Alioth が lenny に更新され、FusionForge 4.7 になりました

Alioth.debian.org (別名、VCS/共同開発サーバー) が Lenny に アップグレード されました。 gforge は FusionForge 4.7 に切り替えられ、些細な問題が多数解決しています。 もしこのサービスで何か問題に遭遇したら、そのサイト管理プロジェクトにサポートチケットを開いてください。

もし Alioth で SSH タイムアウトを経験したら、あなたのSSHクライアントが誤った設定をされている 可能性があります。 Alioth は fail2ban を使用しており、あまりに度重なるログインの失敗が SSH デーモンにより記録されている IP アドレスからのトラフィックを落とすようファイアーウォールの設定がなされています。 SSH クライアントがあなたのアカウントに登録されていない鍵で 接続を試みることも含まれます。その後で正しい鍵が送られたとしてもです。 あなたの Alioth アカウントにあなたのキーを選択し登録するか、 または (.ssh/config に) 適切な鍵だけを送るように stanza を設定するだけです。 どちらの方法でもログイン時に数ミリ秒の節約になるでしょう。

-- Raphael Hertzog and Roland Mas

wiki.debian.org が MoinMoin 1.7 に移行されました

DSA と DebianWiki チーム が wiki.debian.org を、多くの新機能を持つ MoinMoin 1.7 に移行しました。現在 wiki は新しいマシン上で提供されています。 ハードウェアと回線は、Dembach Goo Informatics より資金援助を受けて います。また、wiki に安全にログインするための https も今では使用可能になって います。

さらなる情報については、お知らせのページを見てください。

-- Stefano Zacchiroli

wanna-build チームからのちょっとしたお知らせ

wanna-build チームは、wanna-build へのリクエストや autobuild に関する その他の問題についての連絡アドレス debian-wb-team@lists.debian.org を発表しました。 また、Kurt Roeckx さんが amd64 以外にもその他すべてのアーキテクチャについての wanna-build データベースへの変更権限を持ったことも発表しました。

http://lists.debian.org/debian-project/2009/03/msg00096.html

-- Adeodato Simó

さらに、buildds はアーカイブで現在のバージョンにより近い sbuild 版にアップグレードされています。 新しい buildds は、powerpc と、hppa、i386に加えられました。詳細は以下を参照してください。

http://lists.debian.org/debian-devel/2009/04/msg00537.html

-- Philipp Kern

【急募】メーリングリストのアーカイブからスパムを削除

みなさんご存知のとおり、メーリングリストやそのアーカイブは完全にスパム と無縁という訳ではありません。そのため、アーカイブの各ページには 「Report as Spam」というボタンが用意されています。その結果、不適切もし くは議論の余地のあるような投稿も報告されるようになってきたので、これら の指摘をレビューできるシステムをセットアップしました。

アーカイブからスパムを除去するのを手伝ってもらえるなら、このページにあ る説明にしたがってください。参加するには、@debian.org のメールアド レスを持っている必要があります。

メールアドレスがない場合は、メーリングリストのアーカイブをレビュー して、「Report as Spam」ボタンを押すことで手伝えます。

詳細と調整のために Wiki ページも管理しています。

-- Cord Beermann

グループウェアのメーリングリスト

Debian のグループウェア開発者間での議論や協力をしやすくするため、メーリング リストを作成しました。Debian で、グループウェア関連クライアント・サーバをメンテナンス している (もしくは興味がある) 方は、購読をお願いします。共通の場を持つことで、例えば 相互接続のテストを行うために新バージョンをアナウンスする、といった作業ができることを意図 しています。

-- Guido Günther

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・佐々木洋平さん・中尾隆さん・倉敷悟が行いました。 また、やまねひできさん、victory さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2010/05/29 21:17 リンク

2010年05月18日

第35回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第35回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2010 年 5 月 23 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪福島区民センター 302会議室 (定員:45名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前課題1: Squeeze を使っていますか? 使った感じはどうですか?
  • 事前課題2: Lucid Lynx を使っていますか? 使った感じはどうですか?
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. Debian ユーザのための Ubuntu 入門 (担当:あわしろ いくや)
    Debian から派生した Ubuntu は、Debian とは違った進化を遂げています。そんな Ubuntu を、Debian との違いを中心に解説します。開発などのやや突っこんだ話もしますが、気軽に聞きに来てください。
  3. 次期リリースの Squeeze を見てみよう (担当:のがた じゅん
    次期リリース Squeeze のフリーズが近づいていますが、Squeeze のどんなところが変わり、どのような作業が必要とされているのか、みんなで見てみたいと思います。
参加方法と注意事項
5 月 21 日 (金) 24:00 までに Debian勉強会予約管理システムを参照して、 事前登録をしてください。登録にはGoogleアカウントが必要になりますが、事情によりGoogleアカウントを使えない/登録できない方は担当者まで連絡してください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (予定) に参加する場合は、二次会参加の欄にチェックしてください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:佐々木 洋平 (uwabami@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/05/18 01:17 リンク

2010年04月19日

第34回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第34回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2010 年 4 月 25 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪港区民センター 梅の間 (定員:40名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前課題1: あなたの Debian デスクトップ環境について(どういうデスクトップ環境使っているのか、何か工夫をしているかなど)教えてください。
  • 事前課題2: /etc/passwd を解析して、ユーザ bin のログインシェルを表示するできるだけシンプルな方法(プログラム/スクリプト/コマンドライン)を考えなさい。
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. 参加者自己紹介兼「みんなの Debian デスクトップ環境を晒そうよ」 (司会:佐々木洋平)
    春です。春になり新しい環境に移ってDebianに初めて触れるかたも多いと思います。 そこで、参加している人のDebianデスクトップ環境を見て、快適なDebianデスクトップ環境をみんなで考えてみましょう。
  3. 「ハッカーに一歩近づく Tips 〜正規表現編〜」 (担当:山下康成@京都府日向市)
    Debian に限らず正規表現は開発者を目指す人は使って当たり前、のはずですが意外と知らない事も多いはずです。去年 6 月の bash 編に引き続き、今回は正規表現を学んでみましょう。実習形式で進めますので、Debian マシンを持って来てください。
参加方法と注意事項
4 月 23 日 (金) 24:00 までに Debian勉強会予約管理システムを参照して、 事前登録をしてください。登録にはGoogleアカウントが必要になりますが、事情によりGoogleアカウントを使えない/登録できない方は担当者まで連絡してください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (予定) に参加する場合は、二次会参加の欄にチェックしてください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:佐々木 洋平 (uwabami@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/04/19 23:17 リンク

2010年04月09日

第63回 東京エリアDebian勉強会のお知らせ

東京近辺にいらっしゃる皆様こんにちは。今月も Debian 勉強会が開かれます! 今回の開催場所は西東京にある、稲城市での開催になります。

Debian 勉強会とは、Debian の開発者になれることをひそかに夢見るユーザたちと、 ある時にはそれを優しく手助けをし、またある時には厳しく叱咤激励する Debian 開発者らが Face to Face で Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組について、Debian 界隈で起こった出来事、etc) について語り合うイベントです。

参加される方は主に東京を中心に関東近郊の国籍・性別不問の Debian ユーザです (Debian をまだ使ったことが無いが興味があるので…とか、かなり遠い所から来てくださる方もいます)。 開発の最前線にいるDebian の公式開発者や開発者予備軍の方も居ますので、 普段は聞けないような様々な情報を得るチャンスです。 興味と時間があった方、是非御参加下さい。 (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
内容
  • Upstart 再入門 (担当: 前田 耕平)
    次期リリースでinitがUpstartに変わります。予習のために再入門してみましょう。
  • piuparts ってなによ (担当: 岩松 信洋)
    次期リリースゴールの一つである piuparts-clean。これの中心にある piuparts について説明します。
  • もっとパッケージが探しやすくなる~ debtags 入門 (担当: やまねひでき)
    様々なソフトが手軽に導入できることが Debian の魅力の一つです。しかし、現在 Debian には 20000 個を越えるパッケージが存在しています。さて、どうやって大量のパッケージから目当てのソフトを探せばいいのでしょう?そんな悩みを改善してくれる debtags の紹介と簡単な使い方を案内します。
参加方法と注意事項
  • 勉強会に参加する方は、4/15 日 24 時までに Debian 勉強会受付システムにて事前登録を行ってください。
  • GPGキーサインしたい人:フィンガープリントを印刷したもの(名刺などが望ましい)と、公的な証明書(パスポート、運転免許証)をご用意ください。

この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会主催者:岩松 (iwamatsu@{debian.org} ) までお願いいたします。

2010/04/09 20:17 リンク

2010年03月15日

第62回 東京エリアDebian勉強会のお知らせ

東京近辺にいらっしゃる皆様こんにちは。今月も Debian 勉強会が開かれます!

Debian 勉強会とは、Debian の開発者になれることをひそかに夢見るユーザたちと、 ある時にはそれを優しく手助けをし、またある時には厳しく叱咤激励する Debian 開発者らが Face to Face で Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組について、Debian 界隈で起こった出来事、etc) について語り合うイベントです。

参加される方は主に東京を中心に関東近郊の国籍・性別不問の Debian ユーザです (Debian をまだ使ったことが無いが興味があるので…とか、かなり遠い所から来てくださる方もいます)。 開発の最前線にいるDebian の公式開発者や開発者予備軍の方も居ますので、 普段は聞けないような様々な情報を得るチャンスです。 興味と時間があった方、是非御参加下さい。 (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

今回は株式会社朝日ネットさんの会議室をお借りしての開催となります。

開催日時・会場
  • 2010年3月20日(土)14:00~18:00
    会場:株式会社朝日ネット 会議室 東京都中央区銀座6-6-7 朝日ビル9F
  • 費用:500円(予定)
  • その他:地図にある入口は当日閉まっているので、反対側にある裏口から入ってください。 階段で地下一階に降りて、9Fまでエレベーターで上がってください。エレベーターホールから廊下に向かって右へ廊下を進んで突き当たりの部屋が会場となります。
内容
  • ニューラルネットワークで画像を分類してみた (担当: 本庄)
    ニューラルネットワークを活用したアルゴリズムを使って画像を分類してみました。
  • Debian で weka を使ってみる (担当:前田耕平)
    Wekaというツールがあります。今回は基本的な使い方を紹介します。
  • Debian で libfftw を使ってみる (担当:上川純一)
    FFTという信号処理の方法があります。Debianに入っているCのライブラリパッケージを使って開発する流れをおってみます。
  • man-db を深追いした (担当:日比野啓)
    man-db で日本語がうまく表示できない問題について追求してみた。
参加方法と注意事項
  • 勉強会に参加する方は、3/18 日 24 時までに Debian 勉強会受付システムにて事前登録を行ってください。
  • GPGキーサインしたい人:フィンガープリントを印刷したもの(名刺などが望ましい)と、公的な証明書(パスポート、運転免許証)をご用意ください。

この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会主催者:上川純一 (dancer@{debian.org} ) までお願いいたします。

2010/03/15 16:02 リンク

2010年03月12日

第33回 関西 Debian 勉強会 in オープンソースカンファレンス 2010 Kobe

関西 Debian 勉強会は定期的に顔をつき合わせて、Debian GNU/Linux のさまざまなトピック(新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組、Debian 界隈で起こった出来事、などなど)について話し合う会です。今月は オープンソースカンファレンス 2010 Kobe に参加して、 セミナーやブースでの展示と説明などを予定しています。

参加者には Debian ユーザのみならず、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、普段は聞けないようなさまざまな情報を得るチャンスです。 興味を持たれた方は気軽にご参加ください (また、勉強会で話をしてみたい、協力したいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
  • 日時:2010年3月13日(土) 10:00〜18:00
    セミナーは 14:00-14:45 (ブースは10:00-17:00を予定しています)
  • 会場:神戸市産業振興センター (神戸ハーバーランド内)
  • 主催:オープンソースカンファレンス実行委員会
  • 共催:地域 ICT 推進協議会 (COPLI)
    財団法人神戸市産業振興財団
  • 費用:セミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定 (配布・物販は極少数ですので入手したい方はお早めにお越しください)
セミナー (2F 展示ホール内 (b))
  • 次期リリースの Debian 6.0 (コード名: Squeeze) を見てみよう (担当:佐々木 洋平)
    Debian 次期リリース予定の「Squeeze」について、現在の状況やこれからどんな協力をしていけばいいかなどについてお話しします。
ブース展示・配布物
  1. Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」の販売
  2. Debian Live DVD (Sid/Live Installer)
  3. Debian 稼働マシン (PlayStation3)
その他〜 GPG 鍵キーサインの交換について

メールへの署名やファイルの暗号化、Debian パッケージへのサイン等などに使われる GnuPG 鍵について、 Debian 関係者が集まるイベントでは信頼の輪 (Web of Trust) を広げるためにキーサインの交換がよく行われます。 オープンソースカンファレンス 2010 Kansai@Kobe でも、Debian 関係者が集まる良い機会ですので、希望する方と適宜キーサインの交換を行う予定です。

キーサインを希望される方は以下を確認の上、ブースへご来場ください。

  • 事前に 4096bit/RSA での GnuPG 鍵の生成(debian-users メーリングリストに流れた以前の案内を参考に)
  • 上記で生成したGnuPG 鍵のキーフィンガープリントの印刷物(gpg --fingerprint <あなたの鍵ID> で確認できます。手書きもできますが、多数の人と交換する場合はかなり煩雑です)
  • 身分を証明できる公的証明書の準備(パスポート、運転免許証など。特に日本語が読めない人と交換を行う場合はパスポートが必須)
  • 作成した鍵の公開鍵をキーサーバ (pgp.nic.ad.jp および pgp.mit.edu) にアップロード

当日鍵交換の手順

  1. 鍵IDとキーフィンガープリントを印刷したものを交換し会う
  2. 相手の身分証明書が有効 (本人であるか・有効期限など) なものか、確認する。
  3. 互いの身分証明書を見せる
  4. 問題なければOKです(証明書や印刷物に不備がある場合は交換を中止してください)
参加方法と注意事項
セミナー参加希望者はオープンソースカンファレンスのページから事前登録を行って下さい。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:のがたじゅん (nogajun@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/03/12 16:47 リンク

2010年02月24日

オープンソースカンファレンス 2010 Tokyo/Fall (2/27) に東京エリアDebian勉強会出展

東京エリア Debian 勉強会は、 Debian の開発者になれることをひそかに夢見るユーザたちと、ある時にはそれを優しく手助けをし、またある時には厳しく叱咤激励する Debian 開発者らが Face to Faceで Debian GNU/Linux のさまざまなトピック(新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組について、Debian 界隈で起こった出来事、etc)について主に東京都内にて語り合うイベントをほぼ毎月開催しています。

2月のオープンソースカンファレンス 2010 Tokyo/Spring に有志によるブース展示およびセミナ発表にて参加します。

開催日時・会場
  • 日程:2010年2月27日(土) 10:00-17:00
  • 会場:明星大学 日野キャンパス 26号館(多摩モノレール 「中央大学・明星大学駅」から大学まで直結。会場まで徒歩5分)
  • 参加費用:無料
       その他有志による「あんどきゅめんてっどでびあん」の販売を予定
ブース展示物
  1. Debian 勉強会資料「あんどきゅめんてっどでびあん」冊子
  2. Debian 稼働マシン (sh搭載マシン予定)
  3. Live DVD (配布も予定)
  4. Debian 関連グッズ (Squeezeぬいぐるみ :-)
Debian 6.0 (コードネーム:Squeeze) リリースについて思いを巡らしてみる (担当: やまねひでき)
Debian 次期リリース「Squeeze」についてその位置づけと現在の状況を説明し、どの様にすれば安定した環境を手に入れられるのかについて考えます。
その他〜 GPG 鍵キーサインの交換について

メールへの署名やファイルの暗号化、Debian パッケージへのサイン等などに使われる GnuPG 鍵について、 Debian 関係者が集まるイベントでは信頼の輪 (Web of Trust) を広げるためにキーサインの交換がよく行われます。 今回のオープンソースカンファレンス 2010 Tokyo/Spring も Debian 公式開発者をはじめとする関係者が集まる良い機会ですので、 希望する方と適宜キーサインの交換を行う予定です。

キーサインを希望される方は以下を確認の上、ブースへご来場ください。

  • 事前に 4096bit/RSA での GnuPG 鍵の生成(debian-users メーリングリストに流れた以前の案内を参考に)
  • 上記で生成したGnuPG 鍵のキーフィンガープリントの印刷物(gpg --fingerprint <あなたの鍵ID> で確認できます。手書きもできますが、多数の人と交換する場合はかなり煩雑です)
  • 身分を証明できる公的証明書の準備(パスポート、運転免許証など。特に日本語が読めない人と交換を行う場合はパスポートが必須)
  • 作成した鍵の公開鍵をキーサーバ (pgp.nic.ad.jp および pgp.mit.edu) にアップロード

当日鍵交換の手順

  1. 鍵IDとキーフィンガープリントを印刷したものを交換し会う
  2. 相手の身分証明書が有効 (本人であるか・有効期限など) なものか、確認する。
  3. 互いの身分証明書を見せる
  4. 問題なければOKです(証明書や印刷物に不備がある場合は交換を中止してください)
参加方法と注意事項
セミナには人数確認のため、登録ページから登録のご協力をお願いします。
また、明星大学の周辺には食事ができるお店などがありません。 昼食は各自持参していただくか、大学の学食をご利用いただくことになります。

この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会 担当者:やまねひでき (henrich@debian.or.jp) までお願いいたします。

2010/02/24 07:02 リンク

2010年02月13日

第61回 東京エリア Debian 勉強会「でびあん温泉@木更津」のお知らせ

東京近辺にいらっしゃる皆様こんにちは。今年も Debian 勉強会が開かれます!

Debian 勉強会とは、Debian の開発者になれることをひそかに夢見るユーザたちと、 ある時にはそれを優しく手助けをし、またある時には厳しく叱咤激励する Debian 開発者らが Face to Face で Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組について、Debian 界隈で起こった出来事、etc) について語り合うイベントです。

参加される方は主に東京を中心に関東近郊の国籍・性別不問の Debian ユーザです (Debian をまだ使ったことが無いが興味があるので…とか、かなり遠い所から来てくださる方もいます)。 開発の最前線にいるDebian の公式開発者や開発者予備軍の方も居ますので、 普段は聞けないような様々な情報を得るチャンスです。 興味と時間があった方、是非御参加下さい。 (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

今回は木更津工業高等専門学校 情報工学科の方々のご協力を得まして木更津での開催になります。 都内だと遠くて参加できないという木更津近郊の方々、是非ともご参加ください。
また今回は「でびあん温泉」と称して温泉合宿を同時に行います。 木更津以外からの参加者有志で集まって宿泊場所を確保し、よもやま話や温泉を楽しむ予定です。
温泉合宿と勉強会の参加申し込みは別になります。勉強会のみ参加というのも可能です。 また、温泉合宿申し込み締切りは勉強会申し込みの締切りより早め (2/10 まで)となります。ご注意ください

開催日時・会場
内容
  • 「Debian の簡単なご紹介」(担当:やまねひでき)
    Debian についてあまり知らない学生の方を対象に簡単なご紹介をします
  • 「Squeezeからブートプロセスが変わるよ。」(担当:前田耕平)
    次期安定版のSqueezeの次(名称未定)にて、システムの起動プロセスがsysvinitから upstartに変わるので軽く予習しておきましょう。
  • 「プログラミング言語 Yadorigi」(担当:坂口和彦)
    未踏ユースで採択された、プログラミング言語 Yadorigiについて話をします。
  • 「Debian勉強会予約システムについて語らせてください」(担当:上川純一)
    Debian勉強会の申し込みを先日よりGoogle App Engineを利用した「Debian勉強会予約システム」に変更しました。 その実装などについてお話をします。
  • 「DebianのOCaml環境で開発する関数型言語インタプリタ」(担当:日比野啓)
    関数型言語のインタプリタのナイーブな実装方法の話と、 OCaml で Haskellのような遅延評価のインタプリタを作ってみたときの 実装において苦労した内容について話します。
  • ...他調整中
参加方法と注意事項
  • 勉強会に参加する方は、2/18 日 24 時までに下記の Debian 勉強会受付システムにて事前登録を行ってください。20、21日で登録が別々になりますのでご注意ください。
    2/20(土)
    2/21(日)
  • 温泉合宿に参加される方は 2/10 までに登録を済ませ、登録の際にコメント欄にその旨ご連絡ください
  • ノートPC、インターネット接続環境などは各自持参ください。
  • GPGキーサインしたい人:フィンガープリントを印刷したもの(名刺などが望ましい)と、公的な証明書(パスポート、運転免許証)をご用意ください。

この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会主催者:前田耕平 (mkouhei@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/02/13 09:32 リンク

2010年02月06日

第32回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第32回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2010 年 2 月 28 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 303会議室 (定員:22名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前課題: Debianを使ったサーバーを管理している人は「運用しているサーバのセキュリティについてどうしているか、どこに気をつけているか」を教えてください。そうでない人は、「今回から新しく使うDebian勉強会予約管理システムを利用してみての感想」を教えてください。
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. 「あなたに 5 分あげます」 (担当:参加者全員)
    5 分間で事前課題について自己紹介をしてください。 普通にしゃべるもよし、ネタをしゃべるもよし。
  3. 「Debian GNU/Linuxを実際にビジネスで使ったレンタルサーバー」 (担当:前田 学(オビタスター))
    Debian GNU/Linux使ってビジネスで、レンタルサーバーを行なっているオビタスター。 実際どのような形で利用し、何が課題で、どのようなことを今後望んでいるのか、実際に利用しているオビタスターから発表します。
  4. 「PythyonもGoogle App Engineも知らない人が『Debian勉強会予約管理システム』のソースを見てみたよ」 (担当:のがたじゅん)
    関西Debian勉強会でもDebian勉強会予約管理システムを今月から使い始めますが、そのソースは公開されています。ということで、PythyonもGoogle App Engineもまったく知らない人が、ほげってみた事を発表します。
参加方法と注意事項
2 月 26 日 (金) 24:00 までに Debian勉強会予約管理システムを参照して、 事前登録をしてください。登録にはGoogleアカウントが必要になりますが、事情によりGoogleアカウントを使えない/登録できない方は担当者まで連絡してください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (予定) に参加する場合は、二次会参加の欄にチェックしてください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:野方 純 (nogajun@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/02/06 07:47 リンク

2010年02月02日

Debian GNU/Linux 5.0.4 アップデートリリースが 1 月末に予定されています

Debian GNU/Linux 5.0 コードネーム “Lenny” のマイナーアップデート、ポイントリリースが 1 月末に予定されています。

本アップデートは、Debian GNU/Linux 5.0 の機能向上ではなく、既存パッケージのセキュリティ修正および重要な問題の更新 (debian-installer の新バージョンとカーネル ABI 変更や変更に伴うモジュールの再ビルドなど) を目的としたものです。更新は、通常のセキュリティアップデート同様 apt/aptitude を利用してインターネット経由で実施可能です。

安定版を利用されている方はセキュリティ修正以外のアップデートが幾つかあるかもしれませんので、その点ご留意ください。

2/2 追記: 1/30 にリリースされました。詳しくは公式の発表を参照してください。

2010/02/02 01:17 リンク

2010年01月21日

Debian GNU/Linux 5.0.1 および 4.0r8 アップデートリリース

Debian GNU/Linux 5.0 コードネーム “Lenny” の最初のマイナーアップデート、ポイントリリースが 4 月 11 日に行われ、バージョンが 5.0.1 となりました。(これまでのマイナーアップデートでは「r」つまりは revision number が上がっていく形でしたが、5.0 からは 5.0.x というようなバージョン表記に変わりました)。

本アップデートは、Debian GNU/Linux 5.0 の機能向上ではなく、既存パッケージのセキュリティ修正および重要な問題の更新 (debian-installer の新バージョンとカーネル ABI 変更や変更に伴うモジュールの再ビルドなど) を目的としたものです。更新は、通常のセキュリティアップデート同様 apt/aptitude を利用してインターネット経由で実施可能です。

更新された内容の詳細については、5.0.1 についてのニュースリリース、およびChangelogの内容を参照してください。

また、これと前後して旧安定版である Debian GNU/Linux 4.0 "Etch" r8 もリリースされました。こちらも同様に既存パッケージのセキュリティ修正および重要な問題の更新を目的としたものです。詳細については詳細については、4.0r8 についてのニュースリリース、およびChangelogの内容を参照してください。

2010/01/21 16:32 リンク

Debian GNU/Linux 4.0 "Etch" のサポート終了まであと約1ヶ月です

Debian GNU/Linux 5.0 コードネーム “Lenny”が 2009/02/14 にリリースされてから、そろそろ約1年になろうとしています。 これはつまり、旧安定版(oldstable) Debian GNU/Linux 4.0 "Etch" のサポートも終了が間近ということです。基本的に旧安定版のサポートは安定版がリリースされてから1年ですので、特別なことが無い限り 4.0 "Etch" のサポートは2010年2月中に終了します。Etchの利用者の方は移行計画を立てて速やかに更新ください。

バージョンのアップグレードに際してパッケージの大幅な追加/削除/更新を含んでいますが、アップグレード作業の注意点など、詳細についてはDebian GNU/Linux 5.0 リリースノートを参照してください。

リリースノートには、Debian GNU/Linux 5.0 で追加・変更されたさまざまな機能説明を各アーキテクチャごとに掲載しているほか、前リリース (Debian GNU/Linux 4.0 コードネーム“Etch”) からのアップグレードを行うユーザーのための手順と注意も記述されています。いくつかの重要なパッケージに大幅な変更があるため、前リリースからのアップグレードを行う場合には、必ずこのリリースノートに目を通してください (例: i386amd64)。

以上、利用者の方への慌てないためのリマインダでした(etch が archive 入りしてから「アップデートができない!」などとならないように気をつけましょう)。

1/21 追記:2010/2/15 に終了との正式アナウンスが出ました。

2010/01/21 11:47 リンク

第31回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第31回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2010 年 1 月 24 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪 港区民センター 椿の間 (定員:48名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前課題: 5分の自己紹介を「私は Debian の○○を△△したい」というテーマで喋ることができるように、準備しておいてください。
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. 「あなたに 5 分あげます」 (担当:参加者全員)
    5 分間で「私は Debian の○○を△△したい」というテーマで自己紹介をしてください 普通にしゃべるもよし、ネタをしゃべるもよし(プロジェクタも使えます)。
  3. 「Xenで作ろう、自宅の仮想サーバ」 (担当:川江 浩)
    近年、CPUの性能がパワフルになるにつれて、高価なハードウェアを前提とした仮想化技術がパーソナルベースでも使えるようになってきました。 そこで、脚光を浴びてきた仮想化技術の代表格であるXenを使って、インターネット関連のサーバ群を構築しましたのDebianベースでXenの仮想サーバを構築する時に注意した方が良いと思ったことや、上記サーバ群を構築する際に思ったことをレポートします。
  4. 「2010年の関西Debian勉強会を企画しよう」 (担当:倉敷 悟)
    2009年の振り返りをしつつ、今年の関西 Debian 勉強会の内容を計画しましょう(配布資料は12月分に入れたものを再録します)。各自の関心や期待をのせてディスカッションできればと思います。
参加方法と注意事項
1 月 22 日 (金) 24:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (四季食彩 なごみ亭にて、 会費4000円程度を予定) に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:倉敷 悟 (lurdan@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/01/21 11:32 リンク

2010年01月13日

第30回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第30回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場・持ち物等
  • 日時:2009 年 12 月 27 日 (日) 13:30 - 17:00 (13:15 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 302会議室 (定員:45名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
  • 事前準備について: OpenStreetMap のサイトにて、 お住まい近辺の地図がどの様な形かを見ておいてください。
内容
  1. Intro
    この勉強会の簡単な説明をします。
  2. 「あなたに 5 分あげます」 (担当:参加者全員)
    5 分間で自己紹介をしてください。使い方は自由です。 普通にしゃべるもよし、ネタをしゃべるもよし(プロジェクタも使えます)。
  3. 「Debian を使って愉しむ Open Street Map 入門」 (担当:たなかとしひさ)
    Open Street Mapは道路地図などの地理情報データを誰でも利用できるよう、 フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。
    今回の勉強会では、Debian System の応用として、Debian を使って Open Street Map への参加の方法、地図の作図、閲覧について簡単に入門と言う形でお話させて頂きます。
  4. 「ハンドメイド GPS ロガー」
    Debian システムの応用例として、Debian lenny をインストールしたネットブックと GPS レシーバを使った GPS ロガーの紹介をします。
    SSD 搭載のネットブックを使えば車の振動を気にせずに、車に載せてログを取ることができます。
    そして、GPS レシーバから出力されるデータをファイルとして保存、 ログデータを使ってリアルタイムに緯度経度を表示、 地図上に位置を示すカーソルを表示などが可能です。
参加方法と注意事項
12 月 25 日 (金) 24:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会 (志な乃亭 野田阪神店にて、 会費 4,000 円程度を予定) に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:倉敷 悟 (lurdan@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2010/01/13 00:32 リンク


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