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Debian ポリシーマニュアル
Appendix F - 代替バージョンへのインターフェース - update-alternatives (旧 Packaging Manual より)


複数のパッケージが、同じ名称のプログラムやファイルの異なる版を提供している場合、デフォルトで使用するプログラムをシステムで選択できると便利です。 ただ、もちろんシステム管理者による変更は出来なくてはいけませんし、その判断は尊重されなければいけません。

例えば、vi エディタにはいくつかの実装があります。 そして、これらをその固有の名前 (nvivim 等々) で同時にインストールしてはならない理由は何もありません。 けれども、少なくともデフォルトで、vi という名前が、その内のどれかを参照していることが望ましいでしょう。

すべての関連するパッケージが協調するならば、このような動作を update-alternatives を使って実現することができます。

各パッケージは、その実装ごとに違う固有の名前を提供します。 それら個々の実装を登録するには、インストール時に postinst スクリプトから update-alternatives を呼び出します (削除するときは、prerm スクリプトから update-alternatives をもう一度呼び出します)。

詳細は update-alternatives(8) の man ページをごらん下さい。

update-alternatives ではうまくいかないような場合には、パッケージの退避バージョンの使用を考慮してみるとよいでしょう。


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Debian ポリシーマニュアル

バージョン 3.9.5.0, 2014-07-03

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