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2008年12月04日

第20回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第20回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 12 月 14 日 (日) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:株式会社ロックオン 大阪本社 (定員:20名前後)
  • 集合場所: ブリーゼブリーゼ 1階 ブリCH(ブリチャン)前
  • 費用:500円 (印刷代などの諸費用のため)
  • 注意:会場のあるビルのセキュリティの都合上、自由に出入りする事ができませんので、必ず13:30には集合してください。担当者の連絡先については登録締切り後お知らせいたします。事前に遅れることが分かっている場合は、cotocotoのコメント欄に遅れる旨と参加する時間を書いてください。
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第20回関西 Debian 勉強会の内容について話をします。
  2. LaTexBeamer 大浦 真 氏
    Debian の入ったコンピュータでプレゼンテーションを行うためには、OpenOffice.org Impress などいくつかの方法があります。今回はLaTeX でプレゼンテーションを作るための LaTeX Beamer を紹介します。実際にプレゼンテーションのファイルを作りながら、使い方を説明していきます。
  3. 関西Debian勉強会資料作成について
    K-OF 配布 DVD で予告していた「Debian 勉強会の資料を LaTeX で作成」を実施します。LaTeX は難しいというかた、みんなでやるから大丈夫!! 当日は、自分のノートPCと「関西Debian勉強会 in 関西オープンソース2008」で配布していた Live DVD を持参する、もしくは こちらから ISOファイル(debian_live-binary-20081103220704.iso)をダウンロードしてDVDに保存して持って来て下さい。
  4. K-OF まとめ 関西オープンソース参加者各位
    11月7〜8日に開かれた関西オープンソースの内容について、今後のイベント参加のためにまとめたいと思います。
  5. 来年の関西 Debian 勉強会について
    来年度の関西 Debian 勉強会の内容を考えます。勉強会でして欲しいこと/したい事などの募集とディスカッションを行います。
参加方法と注意事項
12 月 12 日 (金) 12:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/12/04 23:02 リンク

2008年11月20日

楽天テクノロジーカンファレンス2008「ディストリビューション大集合」

2008年11月29日 (土) に開催される 楽天テクノロジーカンファレンス2008 内の1トラックとして各ディストリビュータ代表者を集めたトークイベント 「ディストリビューション大集合」 が開かれます。このパネラーとして Debian JP Project メンバも参加し、 他のディストリビューションコミュニティ関係者らを交えたトークを行う予定です。

本イベント「楽天テクノロジーカンファレンス」は、最も著名な Debian ユーザの一人である Ruby 開発者 "matz" こと まつもとゆきひろ 氏による基調講演の他、Ruby や PHP 方面での活動などの発表や、楽天でのオープンソースへの取り組みなども紹介されるものとなっています。
Debian のみならず様々なトピックが楽しめるものとなると思われますので、お時間のある方はぜひご参加ください。

開催日時・会場等
  • 日時:2008年11月29日(土)12時:受付開始、13時:開演(イベント全体)、18時30分:懇親会開始
  • 会場:楽天株式会社 楽天タワー (最寄り駅: りんかい線「品川シーサイド駅」より徒歩1分、京浜急行線「青物横丁駅」より徒歩7分)
  • 料金:無料
内容
よしおかひろたか氏 (カーネル読書会、ミラクル・リナックス株式会社) の司会進行の下、 各ディストリビューションに精通した各氏が素朴な疑問に対する回答から技術的な方向性までを語ります。
参加予定プロジェクト
slax-ja, Momonga Project, Ubuntu Japanese Team, Gentoo Linux Users Group Japan, Project Vine, openSUSE, Debian JP Project, The CentOS Project
参加方法
参加申し込みのページから申し込みください。
(本件の個人情報取り扱いについて、Debian JP Project では取り扱っておりません。楽天の個人情報取扱いポリシーについては「個人情報保護方針」をご参照ください。)
楽天テクノロジーカンファレンス運営事務局よりの案内文(転載自由)
────────────────────────────────────
技術コミュニティ活動にご参加の皆様へ

オープンソースをはじめとする各種技術コミュニティでご活躍の皆
様におきましては、インターネット上のサービスへの各種貢献に感
謝申し上げます。

この度、弊社では技術コミュニティの皆様への感謝と今後の発展の
一助とすべく、テクノロジーカンファレンスの開催を決定いたしま
した。

本イベントを技術コミュニティの皆様同士の交流と技術情報の交換・
議論に役立てていただきたいと考えております。

つきましては、開催と参加登録の情報をご案内申し上げます。

詳細については決まってない点が多くございますが、現在各方面の
ご協力を頂きつつ進めております。プログラムの詳細は参加登録い
ただいた方へ、11月21日(金)までにご案内さしあげる予定です。

現時点でお知らせできる内容が少なくて恐縮ですが、コミュニティ
の皆様の参加を歓迎したく、まずは皆様のご予定に加えていただき
たく、ご連絡させていただきます。

                    楽天テクノロジーカンファレンス運営事務局
                      森正弥(楽天技術研究所)
                      橘俊男(開発部  アーキテクトグループ)

===============================================================
<<ご案内>>

●イベント名
  『楽天テクノロジーカンファレンス2008』

●開催日時
	2008年11月29日(土)
	12時:受付開始、13時:開演、18時30分:懇親会開始


●参加登録方法

  以下のURLよりお申し込みください。
 https://www.rakuten.co.jp/event/techconf/2008/eea0897aa071a84f082a2d428607701b.html
(個人情報取り扱いポリシーについては、http://privacy.rakuten.co.jp/ をご参照ください)

●内容(予定)

      ・基調講演(Ruby開発者  楽天技術研究所フェロー  まつもとゆきひろ)
      ・招待講演(RBC  会長  最首英裕 氏)
      ・楽天における技術活用紹介
         国際開発の取り組み
	 オープンソース開発の取り組み
	 楽天技術研究所の研究開発の取り組み
      ・技術コミュニティ毎のセッション
         Ruby,PHP,Linux
      ・懇親会

●場所	楽天株式会社  『品川シーサイド楽天タワー※』4F

  ※『品川シーサイド楽天タワー』のご紹介
      【地図情報URL】
        http://www.rakuten.co.jp/info/map/shinagawa.html
      【住所】
        〒140-0002  東京都品川区東品川4丁目12番3号
        品川シーサイド楽天タワー
      【交通アクセス】
        ○りんかい線品川シーサイド駅(C出口)より徒歩1分
          (品川シーサイド駅より連結)
        ○京急青物横丁駅より徒歩7分

皆様のご登録をお待ちいたしております。

*────────────────────*
  楽天株式会社  - Rakuten,Inc. -
  テクノロジーカンファレンス2008事務局
  E-mail:info-tc2008@mail.rakuten.co.jp
*────────────────────*

本件については、楽天株式会社様運営の「楽天テクノロジーカンファレンス2008」内でのイベントとなりますので、お問い合わせはテクノロジーカンファレンス2008事務局までお願い致します。 また、個人情報の取扱いについては「個人情報保護方針についてのお問い合わせフォーム」までお願いします。

2008/11/20 22:02 リンク

2008年11月17日

Lenny 用 Debian-Installer RC1 リリース

次期リリースバージョン「Lenny」用インストーラの最初のリリース候補版 (Release Candicate、RC版) の公開アナウンスがありました(注:Debian 5.0 Lenny そのものではなく、Lenny 用インストーラの RC1 がリリースされた、ということ)。

今回のリリースでは、既知の問題点の修正の他、サポート言語の追加、Xen ゲストのインストールイメージ追加、Live CD での安定性・速度の向上や、バッファロー社の玄箱Proのサポートなどが行われています。

既知の問題点として、以下の3点が追加されています。

  • Linux カーネルのサイズが巨大になっているため、フロッピーディスクからのインストールはサポートされない
  • グラフィカルインストーラでのタッチパッドのサポート機能が限定的
  • PowerPC でのグラフィカルインストーラーの動作(ATI グラフィックカード以外での動作が不明)
皆さんも可能な限り、様々な環境でテストして、正誤表を確認の上、結果をメーリングリストやバグ報告システムなどにて教えて下さい。今ならまだ修正が間に合うでしょう :-)

2008/11/17 02:02 リンク

2008年11月12日

Debian 3.1 "Sarge" がアーカイブサイト (archive.debian.org) へ移動

Debian 3.1 "Sarge" はその役目を終え、セキュリティアップデートが終了していることは周知のとおりですが、 先般ミラーサーバの容量肥大化を防ぐための処置としてリポジトリからも削除され、 通常ではインストールおよびパッケージの導入ができない様になっています。

既にセキュリティサポートが終了しており、現在発売されている機器では導入も困難な Sarge ではありますが、万が一 Sarge 時点でのパッケージを必要とする場合については、 archive.debian.org という既に役目を終えたリリースの公式アーカイブサイトが存在しているので、 そちらを確認してください。

2008/11/12 19:02 リンク

2008年11月04日

関西 Debian 勉強会 in 関西オープンソース2008 は今週末です

先だってもお知らせしましたが、今週金曜・土曜は関西オープンソース 2008 にお邪魔して、 第 19 回 関西 Debian 勉強会を開催します。 セミナーやブース(急遽金曜日も追加)での展示と説明などしておりますので、ぜひお越しください。

開催日時・会場
  • 日時:2007年11月7日(金)、11月8日(土)
    (セミナーは11月7日(金) 、ブースは7、8の両日実施することになりました。ミニセミナーは変わらず8日(土)です)
  • 会場:大阪南港ATC (行き方はこちら)
    (大阪市交通局 ニュートラム 南港ポートタウン線 トレードセンター前駅より徒歩5分)
  • 主催:関西オープンフォーラム
  • 費用:セミナー/ミニセミナーは無料。その他有志による物品の販売などを予定
  • 参加方法:直接会場までお越しください。事前予約は不要です。

内容については前回の告知をご覧ください。では関西方面の皆様、大阪南港ATCでお会いしましょう!

2008/11/04 08:02 リンク

2008年11月02日

第 19 回 関西 Debian 勉強会 in 関西オープンソース2008

11/7-8 に関西オープンソース 2008 にお邪魔して、 第 19 回 関西 Debian 勉強会を開催します。 セミナーやブースでの展示と説明などしておりますので、 お時間がある方はぜひお越しください。

開催日時・会場
  • 日時:2007年11月7日(金)、11月8日(土)
    (セミナーは11月7日(金) 、 ブース、ミニセミナーは8日(土)ブースは7、8の両日実施することになりました。ミニセミナーは変わらず8日(土)です)
  • 会場:大阪南港ATC (行き方はこちら)
    (大阪市交通局 ニュートラム 南港ポートタウン線 トレードセンター前駅より徒歩5分)
  • 主催:関西オープンフォーラム
  • 費用:セミナー/ミニセミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定
セミナー
「『あなた』とオープンソース/フリーソフトウェア、そして『Debian』(ver.k-of2008)」
(会場:9F-セミナールーム2 11月7日(金) 14:00-14:50)
  • オープンソース/フリーソフトウェアは、「あなた」にとってどんな価値があるのでしょうか?
    どのような利益をもたらすものなのでしょうか?不利益は生じないのでしょうか?

    「自由」を求めるディストリビューション Debian のパッケージメンテナの一人として、 そして個人/会社等での利用者としてこれらに接する立場から改めて考えた視点を伝えます。
  • 担当:やまねひでき、やましたたかや、のがたじゅん
ミニセミナー
「2008/09 リリース予定 Debian 5.0 "Lenny" について」
(展示会場内特設ステージ 11月8日(土) 16:35-16:50 担当:やまねひでき)
リリースが待望されている Debian 5.0 "Lenny" について、現在の状況や概要などの紹介を行います。
ブース展示・配布物
  1. 有志作成 Debian グッズ(Tシャツ・特製ステッカー)
  2. Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」
  3. フライヤー・Debian "Lenny" Live DVD
  4. Debian 稼働マシン

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/11/02 22:02 リンク

2008年10月25日

Debian 4.0 "Etch" のアップデートリリース (Debian GNU/Linux 4.0r5)

Debian GNU/Linux バージョン 4.0 (stable/安定版)、コードネーム "Etch" の 5 回目のマイナーアップデートとなる 4.0r5 が、2008 年 10 月 23 日に Debian Project からリリースされています。

本アップデートは、Debian GNU/Linux 4.0 の機能向上ではなく、既存パッケージのセキュリティ修正および重要な問題の更新 (apache2 パッケージのセキュリティ修正、linux2.6 での Xen や xfs での問題の修正、postgresql-8.1 での開発元での修正の導入など) を目的としたものです。

更新は、通常のセキュリティアップデート同様 apt/aptitude を利用してインターネット経由で実施可能です。CD および DVD イメージは、今現在(10/25)準備中であり、後ほど「最小の CD を使って、ネットワークインストールする」のページなどから取得可能です。

更新された内容の詳細については、4.0r5 についてのニュースリリース、およびChangelogの内容を参照してください。

2008/10/25 11:02 リンク

2008年10月23日

Debian GNU/Linux 5.0 "lenny" のリリースノート翻訳者募集中

Debian 5.0 "lenny" リリースノート作業者募集
  • 対象:査読者
  • 必要人数:多ければ多いほど :-)
  • 作業:debian-doc メーリングリストで流れる翻訳を読んで間違いの発見やより良い日本語の提案を行う

リリースが待望されている Debian 5.0 コードネーム “Lenny” での更新点を記す「Debian 5.0 リリースノート」ですが、大まかに内容が固まり、翻訳作業の開始が宣言されました。そこで、現在日本語への翻訳作業/査読の協力者を募集しています。翻訳者は5、6名程度、査読者 (訳が日本語文として意味合いがとれるか、原文とあっているかどうか確認) については何人でも結構です。

本リリースノートには、Debian 4.0 から 5.0 で追加・変更されたさまざまな機能説明を各アーキテクチャごとに掲載しているほか、前リリース (Debian GNU/Linux 4.0 コードネーム“Etch”) からのアップグレードを行うユーザーのための手順と注意が記述されています。前リリースからのアップグレードを行う場合には、必ずこのリリースノートに目を通す必要がある重要なものです。 (例: Debian GNU/Linux 4.0 "Etch" i386 アーキテクチャのリリースノートamd64 アーキテクチャのリリースノート)。

これから作業期間として断続的に 2 〜 3 週間程度 (つまり11月中旬あたりまで) を見込んでいます。
Debian 次期公式リリースに「あなた」の足跡を残しませんか? :-)

興味のある方は、こちらをご覧の上、debian-doc メーリングリストへメール頂ければ幸いです。

2008/10/23 13:02 リンク

2008年10月17日

第16回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第16回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 8 月 17 日 (日) 13:15 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 会議室 (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第16回関西 Debian 勉強会の内容について話をします。
  2. オープンソースカンファレンス 2008 Kansai を振り返る 山下 尊也 氏
    7月の18日、19日に行われました、オープンソースカンファレンス2008 Kansaiについて振り返ります。 今後のイベントを関西 Debian 勉強会がどのように行うのかについて見当します。
  3. Debian を Windows な PC でも楽しもう ~応用編~ 名村 知弘 氏
    coLinux を使うと、Windows 上で Debian を楽しむことができるのですが、 VMWare のような仮想マシンではないため、何かと制約があります。
    そこで今回は応用編として、coLinux 用 Debian イメージの作成方法や、X アプリケーションの起動方法などを簡単にご紹介します。
  4. フリーディスカッション
    Debian について参加者同士であんな話題やこんな話題について情報交換をしましょう。
参加方法と注意事項
8 月 14 日 (木) 24:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/10/17 03:02 リンク

第17回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第17回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 9 月 27 日 (土) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 会議室 (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第17回関西 Debian 勉強会の内容について話をします。
  2. Debian Live に Ubiquity を移植できるか? 山下 尊也 氏
    Ubuntu Desktop CDには、Live CD でブートしてからインストールを行う事が出来る Ubiquityと言うパッケージが含まれています. 現在のところ、Debianには Ubiquity のようなパッケージはありません。そのため Debian Liveに移植できないかを調べてみましたので、Ubiquityが何を行っているのかを踏まえて説明します。
  3. Debian Mentors の紹介 倉敷 悟 氏
    Debian Project が提供している、開発者の育成を目的とした一連のシステムについて簡単にご紹介します。 これらを活用することで、新米開発者はドキュメントに記述されていないパッケージ作成の機微について議論したり、不明な点について質疑応答したり、最低限の自動テストをクリアした自作パッケージをあずかってもらったり、することができます。
  4. 10分でわかるDebianフリーソフトウェアガイドライン(DFSG) 木下 達也 氏
    ある著作物が「フリー」かどうか、フリー(自由な)OSであるDebianの構成要素として適しているかどうかを判定する際の基準、それが「Debianフリーソフト ウェアガイドライン(DFSG)」です。その内容について簡潔に説明します。
参加方法と注意事項
9 月 25 日 (木) 24:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/10/17 03:02 リンク

Debian-Ubuntu BoF 開催のお知らせ

Debian JP Project と Ubuntu Japanese Team は Linux Conference 2008 にて「Debian/Ubuntu の立ち位置と日本でのコミュニティ活動の連携について」をテーマに BoF を開くことになりました。

プロジェクト開始から15年を迎えるボランティアによる「自由なソフトウェア」によるディストリビューションである Debian と、その Debian をベースに「他者への思いやりと協調」をモットーに、特にデスクトップユースにフォーカスを当てた開発と活動で今一番注目を集めているディストリビューション Ubuntu。

この2つのスタンスと特に国内での今後の活動連携について話をします。Debian/Ubuntu について少しでも興味のある方であれば、どなたでも歓迎です。開催時間について、皆さんが参加しやすいよう遅めの時間としました。BoF ですので構えずに「気軽な歓談の場」として気軽にご参加くださればと思います。

開催日時・会場
  • 日時:2008年9月11日(木) 19:00-20:30
  • 会場:中野サンプラザ 7階 研修室8 (JR中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅 北口より徒歩1分)
  • 費用:無料
講演者予定(変更の可能性あり)
Debian JP Project : やまねひでき
Ubuntu Japanese Team : 小林 準
参加方法と注意事項
特に参加資格、事前申し込みや費用はありません。ただし、参加者は会場にて当日受け付け(名刺を2枚ご用意頂くとスムースです)を済ませてから BoF 開催部屋への入室をお願いいたします。

この件に関するお問い合わせは Debian-Ubuntu BoF 担当者:やまねひでき (board@debian.or.jp) までお願いいたします。

2008/10/17 03:02 リンク

第18回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第18回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 10 月 19 日 (日) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 会議室 (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第18回関西 Debian 勉強会の内容について話をします。
  2. Debian パッケージの安定入手〜cdn.debian.or.jp ならびに cdn.debian.net における取り組み 荒木 靖宏氏
    現在、インターネットではいつでも必要なソフトウェアやコンテンツを安価に入手する手段として CDN (Contents Delivery Network) が広く使われている。
    Debian はシステムを構成しているパッケージが安定的に入手可能かどうかの手段の有無が自身の信頼性を左右するシステムであり、その特殊性を考慮した CDN システムが必要となる。
    今回はその対策としての cdn.debian.or.jp ならびに cdn.debian.net における取り組みを紹介する。
  3. はじめての CDBS 佐々木 洋平氏
    「CDBS -- Common Debian Build System」は、 debian/rules 内の debhelper の呼び出しを抽象化することで、 Debian パッケージの作成・管理をより簡単にするツールです。 今回は CDBS の使い方を実例を元に解説します。
参加方法と注意事項
10 月 18 日 (土) 12:00 までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/10/17 02:02 リンク

2008年10月16日

OpenSSL パッケージの脆弱性と脆弱なパッケージを含まない他の環境への影響について(Q&A)

既に幾つかのメディアで取り上げていただいていたり、ユーザ間でも話題になっているこの問題ですが、誤解を招かないよう注意が必要な点が幾つかあります。以下の問答を参考に誤解をしていないかどうか確認をお願い致します。

Q: 影響は Debian だけ?〜「Debian とその派生ディストリビューションが影響を受けるだけなんでしょ?私は(*BSD / 他のディストリビューション)を使ってるから関係ないですよね。」

A: いいえ、残念ながらそうではありません。

今回の問題は欠陥があるバージョンの OpenSSL パッケージを使って作られた鍵/証明書が脆弱であるというところにあります。例えば運用しているサーバが Red Hat Enterprise Linux だったとして、ユーザの ~/.ssh/authorized_keys に該当の欠陥がある状態で作られた鍵が登録されていたら、その Red Hat Enterprise Linux に不正なアクセスが容易な状態にあることになります(例に上げた Red Hat Enterprise Linux は CentOS でも Fedora でも FreeBSD でも他のものでも置き換えて考えてください)。

Q: 自分のところは Sarge を運用しているので全く平気ですよね!

A: いいえ、残念ながらそうではありません。

例えば、脆弱性のあるバージョンの OpenSSL を含んだ環境でユーザが SSH 鍵を作成していて、それを authorized_keys に登録した場合を想像してください…その Sarge を運用しているホストへの侵入は容易な状態となっています。Etch であれば更新された openssh-server と既知の脆弱な鍵リストである openssh-blacklist によってその様な鍵を使った場合に接続が拒否されますが、Sarge はセキュリティサポートが終了しているためにこの様な危険な状態からは保護されません

Q: では、どうやって私のサーバが影響があるのかを確認すれば良いのですか?

A: Debian Project より提供されている Debian OpenSSL Weak Key Detector (dowkd) を利用してください。

これは perl で書かれたスクリプトで、perl が導入されている環境であれば OS / ディストリビューションを問わずに実行できます (Debian では 5.8.8 及び 5.10 にて動作が確認されています)。実行前のファイルの正当性の確認には OpenPGP 署名を確認してください。なお、このスクリプトは随時更新されていますので、適宜チェックしてください。

ユーザが自分の authrized_keys に脆弱な鍵が含まれていないかをチェックした例

user@localhost:~$ perl dowkd.pl file ~/.ssh/authorized_keys 
/home/user/.ssh/authorized_keys:1: weak key
summary: keys found: 1, weak keys: 1

SSH サーバが脆弱なホスト鍵を利用していないかをリモートからチェックした例

user@localhost:~$ perl dowkd.pl host 192.168.100.100
# 192.168.100.100 SSH-2.0-OpenSSH_4.3p2 Debian-9
# 192.168.100.100 SSH-2.0-OpenSSH_4.3p2 Debian-9
192.168.100.100: weak key
192.168.100.100: weak key
Q: ダウンロードした Debian OpenSSL Weak Key Detector (dowkd) が正当なものであるかを確認したいのですが。

以下の様にして、正当性の確認が可能です。環境として PGP あるいは GPG が利用可能であることが必要となります (参考として、以下の作業は Debian sid 環境で確認を行っています)。

  1. セキュリティ勧告のメールの PGP 署名を確認
  2. PGP 署名の ID が誰のものであるかを確認
  3. PGP 鍵サーバから確認した ID の公開鍵を取得
  4. dowkd.pl と署名ファイル dowkd.pl.gz.asc をダウンロードして同一ディレクトリに配置
  5. 署名を確認

(1) まず、今回のセキュリティ勧告のメール (DSA-1571)にサインされている署名を確認します。

セキュリティ勧告が流れる debian-security-announce@lists.debian.org は PGP 署名をされた特定のアドレスからのみ投稿可能なメーリングリストですので、Florian Weimer さんのメッセージはまず真正なものであろう、と判断できます。より確実にこれが Florian Weimer さんが書いたものである、という確認するために該当のメールをファイルとして保存して以下の確認をします。

$ gpg --verify \[SECURITY\]_\[DSA_1571-1\]_New_openssl_packages_fix_predictable_random_number_generator.txt 
gpg: Signature made 2008年05月13日 21時03分24秒 JST using RSA key ID 02D524BE
gpg: Can't check signature: public key not found

(2) セキュリティ勧告が 02D524BE という ID の鍵で署名されている事が確認できましたので、その鍵を所持しているのが誰なのかを公開鍵サーバから検索します。

$ gpg --keyserver pgp.nic.ad.jp --search-keys 02D524BE
gpg: searching for "02D524BE" from hkp server pgp.nic.ad.jp
(1)	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <fw@deneb.enyo.de>
	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <Weimer@CERT.Uni-Stuttgart.DE>
	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <Florian.Weimer@RUS.Uni-Stuttgart.D
	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <fw@deneb.enyo.de>
	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <Weimer@CERT.Uni-Stuttgart.DE>
	Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <Florian.Weimer@RUS.Uni-Stuttgart.D
	  2048 bit RSA key 02D524BE, created: 2002-03-19
Enter number(s), N)ext, or Q)uit > Q

上記の様に Florian Weimer さんの鍵であることが確認できました。DSA-1571は Florian Weimer <fw@deneb.enyo.de> さん (02D524BE) が少なくとも署名したものです。

(3) 署名した鍵の確認ができたので、Florian Weimer さんの公開鍵 (02D524BE) を公開鍵サーバから取得します。

$ gpg --keyserver pgp.nic.ad.jp --recv-keys 02D524BE
gpg: requesting key 02D524BE from hkp server pgp.nic.ad.jp
gpg: key 02D524BE: duplicated user ID detected - merged
gpg: key 02D524BE: public key "Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) " imported
gpg: 3 marginal(s) needed, 1 complete(s) needed, classic trust model
gpg: depth: 0  valid:   1  signed:  11  trust: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 1u
gpg: depth: 1  valid:  11  signed:  12  trust: 2-, 0q, 0n, 5m, 4f, 0u
gpg: depth: 2  valid:  10  signed:   5  trust: 10-, 0q, 0n, 0m, 0f, 0u
gpg: Total number processed: 1
gpg:               imported: 1  (RSA: 1)

(4) dowkd.pl と dowkd.plについて署名されたファイルを取得します。

$ wget http://security.debian.org/project/extra/dowkd/dowkd.pl.gz
$ wget http://security.debian.org/project/extra/dowkd/dowkd.pl.gz.asc

(5) 先ほどファイルを取得したディレクトリで dowkd.pl についての署名を確認します。

$ gpg --verify dowkd.pl.gz.asc
gpg: Signature made 2008年05月23日 05時39分49秒 JST using RSA key ID 02D524BE
gpg: Good signature from "Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) "
gpg: WARNING: This key is not certified with a trusted signature!
gpg:          There is no indication that the signature belongs to the owner.
Primary key fingerprint: C8D3 D9CF FA9E 7056 3F32  FA54 BF7B FF04 02D5 24BE

Good signature from "Florian Weimer (HIGH SECURITY KEY) <fw@deneb.enyo.de>" とあるので、OpenSSL のセキュリティ勧告メールを流した Florian Weimer さんが、dowkd.pl についても署名をしたことが確認できました。

なお、この場合 WARNING が出ているのは、自身が所有しているデータの中では「信用の輪(web of trust)」の中に含まれていない鍵であることを意味しています。この鍵が真正に Florian Weimer さんのものであることを信用するかについては、鍵交換などを実施していくか、その鍵に署名している他の人のリストなどから別途確認ください。

Q:SSL の証明書も問題になるのですか?確認の仕方が知りたいのですが

A: これも、Debian OpenSSL Weak Key Detector (dowkd) を利用してください。PEM ファイルのチェックが行えます。

Q:SSL の証明書の再発行は費用が発生するので行いたくないのですが…

A: 残念ながら OpenSSL パッケージに該当の脆弱性があった期間に作られたものは、再度申請などして作り直しが必要になります。

ベンダによっては今回の場合について SSLサーバ証明書の残存期間の無償再発行や値引きでの対応を行うなどとしているところがありますので、詳しくは各ベンダに対応について問い合わせてください。(もし、情報がありましたら追記したいと思いますので、お教えください

SSL 証明書取扱いベンダの対応

2008/10/16 23:02 リンク

OpenSSL パッケージの脆弱性とその影響について (SSH鍵、SSL証明書等)

残念な事に Debian の OpenSSL パッケージに脆弱性が見つかりました。見つかった問題は既に修正されていますが、 今回の問題はパッケージの更新だけで済ませられないものとなっています。

今回の問題は、OpenSSL の乱数生成部分について、Debian の OpenSSL パッケージのメンテナが Valgrind (C/C++ プログラムでのメモリリークなどの問題を見つけるデバッグツール) を使っていて見つけた問題を修正しようとして誤ったパッチを当ててしまった事が原因です。 これによって、乱数が使われずに暗号が非常に弱いものとなってしまう問題が発生しました。 なお、この問題は Debian だけに止まらず Debian をベースとしているディストリビューション (Ubuntu など)やシステムにも影響があります。また、Debian を使っていない場合でも、ユーザが問題のあるバージョンの Openssl パッケージが含まれた Debian で生成したクライアント鍵を使っている場合は影響を受けることになるので注意してください

端的に影響を言うと、SSH サーバでパスワード認証ではなく鍵認証を利用している場合、 通常であれば鍵が無ければまずログインできないわけですが、乱数が推測可能な範囲になっているため、 総当たり攻撃によってログインされてしまう…などの影響が考えられます。 既に攻撃ツールはリリースされ、広く既知の状態となっていますので早めに対応ください。

今回の件について、簡単な要約をすると以下になります (詳しくは最新の openssh-client パッケージに含まれるドキュメント /usr/share/doc/openssh-client/README.compromised-keys.gz を参照していただくことをお勧め致します)。

SSH クライアント/サーバについて
  1. Sarge までの Debian で生成したSSH鍵は今回の問題の影響を受けません
  2. パッケージ (openssl, openssh-server) のアップデートを実施 (dist-upgrade)してください。
    OpenSSH サーバパッケージについては、最新の更新 (DSA-1576)で今回の対応としてホスト鍵を作り直すようになっています (ssh を通じて rsync などを運用している方は鍵の変更によって接続がエラーになりますので注意してください)。 詳しくは debian-users メーリングリストでの訳を参照ください
    また、openssh-blacklist パッケージが出来て server パッケージはこれに依存するようになっており、 明らかに脆弱なキーについては接続を拒否をするようになっています。このため、通常の upgrade では更新が反映されず、 dist-upgrade とする必要があります。
  3. OpenSSH の known_hosts ファイルを更新
    パッケージを更新後、ssh クライアントの known_hosts ファイル (~/.ssh/known_hosts) に登録されているホスト鍵と上記で更新されたサーバのホスト鍵が異なるので警告が出て繋がらないようになります。 クライアントの known_hosts から該当のホストを削除してください (ssh-keygen -R "hostname" コマンドで削除)。
  4. OpenSSH のクライアント鍵確認
    上記の更新に伴って、OpenSSH クライアントパッケージに確認用のツール (ssh-vulnkey) が含まれました。各自のクライアント鍵が影響を受けるかどうかをチェックしてください。 デフォルトの鍵ファイル名を使っている場合は "sudo ssh-vulnkey -a" で確認が出来ますし、違う鍵ファイル名の場合は "ssh-vulnkey /path/to/key" という形で確認が可能です。また、別のツール dowkd.pl (OpenPGP signature) も利用して二重にチェックする事をお勧めします。
  5. 影響を受けるクライアント鍵を更新
    SSH クライアント鍵については、各ユーザで作成をしなおす必要があります。 ssh-keygen コマンドを使って再生成してください。
  6. サーバに登録してあるクライアント鍵情報の更新 (authorized_keys ファイル)
    必要な場合となる場合は、リモートで接続する先の authorized_keys から脆弱な公開鍵情報を取り除いて、新たに生成した公開鍵の情報を登録してください。
SSL 証明書について
  1. Sarge までの Debian で生成したSSL証明書は今回の問題の影響を受けません。
  2. パッケージのアップデート (openssl) を実施してください。
  3. 利用しているサーバ/クライアント証明書を再生成してください。
  4. 他のシステムで使われている証明書がある場合は、新たに生成した証明書で置き換えてください。
その他パッケージについて

以下についても更新が必要となると思われます。必要に応じて 鍵のロールオーバーDebian Wiki の SSLkeys ページを確認してください。

  • cyrus imapd, courier imap/pop3
  • Apache2 SSL
  • dovecot, postfix, exim4 (サービスのリスタートが必要)
  • bincimap
  • boxbackup
  • cryptsetup
  • ekg
  • dropbear
  • ftpd-ssl
  • gforge
  • MIT Kerberos (krb5)
  • OpenSWAN / StrongSWAN
  • OpenVPN
  • puppet
  • sendmail
  • ssl-cert
  • telnetd-ssl
  • tinc
  • tor
  • xrdp

今後の対応として以下のページを参照ください。一部ページは状況に応じて更新予定です。

2008/10/16 23:02 リンク

2008年09月30日

第45回 Debian 勉強会 in オープンソースカンファレンス 2008 Tokyo/Fall

Debian 勉強会とは、 Debian の開発者になれることをひそかに夢見るユーザたちと、 ある時にはそれを優しく手助けをし、またある時には厳しく叱咤激励する Debian 開発者らが Face to Faceで Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組について、Debian 界隈で起こった出来事、etc) について語り合うイベントです。

この10 月は、 オープンソースカンファレンス 2008 Tokyo/Fall に参加してセミナーやブースでの展示と説明などを予定しています。 普段は聞けないような様々な情報を交換しあうチャンスです。是非御参加下さい。

開催日時・会場
セミナー (11:15-12:00@会議室 D )
  • 「あなた」とオープンソース/フリーソフトウェア、そして「Debian」(担当:やまねひでき)
    オープンソース/フリーソフトウェアは、「あなた」にとってどんな価値があるのでしょうか?
    どのような利益をもたらすものなのでしょうか?不利益は生じないのでしょうか?
    「自由」を求めるディストリビューション Debian のパッケージメンテナの一人として、そして個人/会社等での利用者としてこれらに接する立場から改めて考えた視点を伝えます。
セミナー (13:00-14:45@展示会場内特設ステージ)
ミニセミナー (時間/場所未定)
  • Debian でぶっこぬき! FLOSSのFlash環境 (担当:岩松信洋)
    自由なソフトウェアで構成される Debian GNU/Linux。プロプラエタリなソフトウェアの代表である Flash-plugin を使わずに GNU/Linux 上で生き延びる方法を話します。
ブース展示物
  1. Debian 関連書籍
  2. Debian 勉強会資料
  3. チラシ・LiveDVD(配布も予定)
  4. Debian 稼働マシン (Armadillo-9 等)
参加方法と注意事項
セミナー参加希望者は事前登録してください。
ブース展示・ミニセミナーについては特に登録などはありません。

この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会 担当者:山本浩之 (board@debian.or.jp) までお願いいたします。

2008/09/30 09:02 リンク

2008年08月29日

Debian GNU/Linux 4.0r4a リリースとサポート機器数増加について

一ヶ月ほど前の話題になりますので既にご存知の方も多数いらっしゃるかとは思いますが、2008 年 7 月 26 日に Debian GNU/Linux 4.0r4 (Etch の更新版) 、さらにその後修正版である 4.0r4a がリリースされました (「a」が付加されているのはリリースの手違いで本来 r4 にて同梱すべきパッケージが同梱されていなかったのを修正したためです)。なお、今回は今までの更新版と違う点が1点だけあります。

今回の違いは、単にパッケージの更新/追加/削除に止まらず、新しいカーネル (2.6.24) と X ドライバなど「も」含むものとなっています(これは etch-and-a-half と呼ばれています。なお、旧来のカーネル (2.6.18) と X ドライバも利用可能です)。

旧来の Debian 4.0 etch でインストールが無理な場合は、公式インストールイメージ (etch-and-a-half) の利用について検討してください。これにより、利用が可能、あるいは機能が向上する機器が増加しております。

今回の更新に伴う新しいカーネルのバージョンや X ドライバについてなど、詳細は Debian GNU/Linux 4.0 -- Etch-And-A-Half リリースノートのページをご覧ください。

インストール用 CD イメージについての注意

インストール用 CD イメージについて注意が1点あります。

Debian は、多数のパッケージが存在するので CD イメージだけでのインストールを行おうとすると膨大な枚数が必要となるため、一番インストールが楽な方法として netinst イメージなどを利用してのインストールが多数となっています。

ただし、netinst/名刺サイズ CD については、従来のカーネルバージョン (2.6.18) と新しいカーネル (2.6.24) を使ったものでは「メディアファイルが別になっている」(ファイル名が違う) のでご注意ください。

例:一般的な PC 用 netinst イメージ (i386)
・旧カーネルバージョン (2.6.18): debian-40r4a-i386-netinst.iso
・新カーネルバージョン (2.6.24): debian-40r4a-etchnhalf-i386-netinst.iso

インストールは PC を有線 LAN にてインターネット接続可能な状態で、上記 netinst イメージ (debian-40r4a-etchnhalf-i386-netinst.iso) を使って実施するのがお勧めです。

インストール用 CD イメージの入手

従来どおり、公式サイトあるいは信頼できるミラーサイトから入手ください。

公式サイト
http://cdimage.debian.org/debian-cd/4.0_r4a/
一般的な PC 用の etch-and-a-half の netinst イメージ例
http://cdimage.debian.org/debian-cd/4.0_r4a/i386/iso-cd/debian-40r4a-etchnhalf-i386-netinst.iso
付記

これまで武藤健志氏が個人的に新しいカーネルを backport したカスタムインストーラを配布していましたが、これはその成果を取り入れたものとなっております。武藤氏のこれまでの尽力に感謝申し上げます。

 

2008/08/29 15:02 リンク

2008年08月22日

開発ニュース寄せ集め (第 8 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

~/.ssh/authorized_keys はデフォルトでは無効なままとなります

Peter Palfrader さんは debian-infrastructure-announce にて、Debian システム管理者 (DSA) は ~/.ssh/authorized_keys を再度使えるようにはしない、と発表しました。debian.org のマシンへ鍵ベースの SSH 接続をセットアップするには、各自、公式の LDAP インフラを使ってください。 といっても例外もあります。Peter さんの引用ですが:

何らかの更新や、プロジェクトのマシン間でのファイル同期、といった自動化された タスクのために特定のホストにおいてのみ鍵が必要な場合があるはずです。 そのようなときには、特定のホスト上の特定のユーザに対して、authorized_keys ファイルを編集できるようにすることも可能です。たいていの場合、 それらの鍵は特定のホストから (from="xyz" で) のみ使ったり、 特定のコマンド (command="foobar" で) のみ実行を許可するように制限されることになります。そういう場合は、DSA にコンタクトしてください。

-- Raphael Hertzog

メーリングリスト利用上の注意のマイナーアップデート

Debian メーリングリストに適用される利用上の注意が少しアップデートされました。 公開された返答と一緒に、望まない個人宛てコピーを受け取った人は、 そのことについて公開の場で文句をつけないのが望ましく、そのかわりに、 その行為を行った人に個人宛にメールをすべきです。

-- Raphael Hertzog

上流に向けた文書を準備しています

上流の開発者がディストリビュータの要望について調べるときの、 単一の情報源とするため、Debian Wiki 内の http://wiki.debian.org/GettingPackaged に、ページが作成されました。(プログラミング言語、アプリケーションサーバ、 ビルドシステムといった) フレームワークのメンテナから、 それらのフレームワーク内のコンポーネントにおけるベストプラクティス (例えば「python モジュールは distutils を使用すべきである」など) を文書化する手助けが要望されています。

-- 2008 年 5 月 18 日 Simon Richter

d-i ベータ 2 の準備でベータ 1 が利用不可能に

Lenny 用 Debian Installer ベータ 2 のリリース準備が始まっています。 Debian アーカイブへの変更により、Lenny ベータ 1 リリースの、 いくつかのインストール用メディアが壊れていることが知られています。

該当するのは、(netboot、mini.iso、floppy といった) ネットワークミラーからインストーラコンポーネントを読み込むイメージです。 代わりにデイリービルドイメージを使ってください。

-- 2008 年 5 月 8 日 Otavio Salvador

新たな「移行チェック」ツール

devscripts パッケージのバージョン 2.10.27 で、"transition-check" という名前の新たなツールが導入されました。

このツールは、あるパッケージ (もしくは一連のパッケージ群) が、 リリースチームが現時点で不安定版 (unstable) へのアップロードをブロックしている移行に関係しているかどうか判断してくれます。

-- Adam D. Barratt

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さんが行いました。 また、倉敷悟さん・武井伸光さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2008/08/22 04:02 リンク

2008年08月21日

開発ニュース寄せ集め (第 7 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

debhelper v7

debhelper v7 は、大胆な開発者が利用する準備ができています。このバージョンでは、cdbs からいくつかのものを学ぼうとしました。その結果できたのが、多くのパッケージでたった 3 行の debian/rules ファイルを作成するのに使える、新しい「dh」コマンドです。 これが、cdbs よりも強力で、より低い学習曲線を持つことを期待しています。 どうぞ、お試しあれ。

-- Joey Hess

DPL を助けましょう

我らの愛すべき DPL、Steve McIntyre さんが CD イメージ作成用のインフラを取り扱うのに助力を求めています。週次/日次 ISO イメージを処理する継続的な作業が必要であり、さらにリリース時に最終 ISO イメージを生成してテストするための作業も必要です。

-- Raphaël Hertzog

新しい debian-ports.org マシン

先週末から、debian-ports.org は、より速く多くのディスクスペースを持つ新しいマシンに移行しました。

このマシンは、非公式のアーキテクチャがメインの Debian アーカイブに統合されるまで、それらのためのインフラを供給することを目的としています。 これにより、移植者はインフラに苦労せずにパッケージを移植するために時間を使うことができます。

以下を供給します。

  • パッケージとインストール CD をホストするリポジトリ
  • wanna-build データベース
  • ビルドログ用のウェブインターフェース
  • DNS ホスティングサービス
  • NAT の中にあるビルドデーモン (buildd) 用の POP サーバ

このマシンは新しい移植版を受け入れることができ、現在のところ、次は sh4 を受け入れることになるでしょう。新しい移植版を受け入れる条件として、我々は .deb パッケージの最小限の一式が移植されていることを要求していて、例えば buildd が実行できる必要があります。より詳しいことは遠慮せずに問い合わせてください。

このマシンをホストしている Skyrock/Telefun、購入してくれた Debian、 可能にしてくれた前 DPL である Sam Hocevar さんに感謝します。

-- Aurélien Jarno

debconf 翻訳の更新

Debian 開発者やメンテナが、各自のパッケージの、lenny 用のバージョンを準備する時期がやってきました。素晴らしい。

これらのバージョンが含んでいるのは、今までは無視していたような、lintian がレポートするささいな問題に対するちょっとした変更ばかりです (lintian には、Etch 以降かなりたくさんの新たなチェックが入っています。知ってました?)。これもよいです。

lintian がレポートするささいな問題には、debconf テンプレートの書き方についての様々な警告もあります (一人称の使用、 選択/複数選択についての疑問形、注記のタイトルに文を使わない、などなど)。 メンテナはこれらを直した方がよいという気になります。ここまではよいでしょう。

そして、修正したパッケージをアップロードしますが……これがよくない :-)。

debconf のテンプレートを変更するとき、po-debconf パッケージに入っている、その名も "podebconf-report-po" という素敵なツールの使用を検討してください。これは、 訳が不完全な部分を担当している翻訳者にメールで「翻訳の要請」を送信し、さらに、 新規翻訳の依頼も送信してくれます。

おすすめの使い方は以下の通りです。

cd debian/
debconf-updatepo
podebconf-report-po --call --languageteam --with-translators --deadline=`date -d '+10days'`

('man podebconf-report-po' にはもっとたくさんのオプションが書かれています……。 上の例では、既存の翻訳の更新要請、翻訳チームへの CC、debian-i18n への新規翻訳依頼を、翻訳更新期間を最低限必要な 10 日間に設定して送信します。)

-- Christian Perrier

メール (ML) 経由で Planet Debian を

Joey Schulze さんは Planet Debian に集約された記事を配布するメーリングリストがある、とアナウンスしました。 これによって、フィードリーダーを使ったり、RSS からメールへの変換ユーティリティを個人的に準備したりすることなく、 関心のある人がウェブログの記事を読むことができます。彼のアナウンスの全文はこちら:

折にふれ、自分でウェブサイトを見て回るつもりがなくて、Planet Debian 上で記事を読む必要があるらしいことに不満を漏らす人がいます。RSS フィードはありますが、これには RSS フィードリーダーを使う必要があります。

こういった人のほとんどは、Debian プロジェクトでの開発状況を追いかけるためにいくつかのメーリングリストを購読しています。 そういう人たち向けに、Planet Debian からの記事をメールで配信するメーリングリストを数年前に作成しました。 このやり方だと、Planet Debian は単にスレッドのないメーリングリストのようなもので、 より多くの人々が対応できます。

興味のある方は、次のコマンドを実行してください:

echo subscribe ticker-planetdebian | mail majordomo@lists.infodrom.org

-- Stefano Zacchiroli

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さんが行いました。 また、石井一夫さん・倉敷悟さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2008/08/21 03:02 リンク

2008年08月11日

DNS キャッシュ汚染問題への対応について

各種メディアで既に何度も報じられていますが、セキュリティ技術者 Dan Kaminsky 氏によって DNS プロトコルそのものに起因する深刻な脆弱性が発見されており、先日 8 月 6 日の BlackHat カンファレンスにて正式公開されました (この問題の原理について最も解り易い日本語資料が「DNS Cache Poisoningの概要と対処 (PDF)」 として公開されています)。現在、DNS キャッシュサーバに対して攻撃可能なツールが出回っている状態となっています。

ご存知の通り、DNS はインターネットの根幹を成す技術の一つであり、この信頼性が失われることは多大な問題をもたらします。DNS キャッシュサーバを運用されている方は自身のキャッシュサーバが安全かどうかの確認を、インターネット利用者の方は自分が使っている DNS キャッシュサーバが安全かをブラウザにてDNS Operations, Analysis, and Research Center (DNS-OARC) のページにて確認ください (ページの中程に「Test My DNS」の文字がありますので、そちらをクリックすれば結果が判ります。利用者の方で安全でない結果が出た場合はプロバイダあるいは運用機関に早急に対応が必要な旨の苦情を述べましょう。話が全く通じない、変更を実施しようとしない場合はプロバイダの変更を検討された方が良いかもしれません…)。

Debian サーバ管理者への情報となりますが、bind パッケージ (bind8) については、既にセキュリティ勧告 (DSA-1604) で報告されているように「BIND 8 の古いコードベースでは、推奨される対抗策 (UDP クエリソースポートのランダム化) を実装することは困難であり、早急に BIND 9 への移行を推奨する」ものとなっています。つまり、bind パッケージを利用した DNS キャッシュサーバは危険です。
bind9 パッケージについては同様にセキュリティ勧告 (DSA-1603) の詳細の通り、対応のためのパッチは適用されていますが、以前の named.conf のデフォルト設定では危険となる要素である「query-source port 53;」あるいは「query-source-v6 port 53;」文が設定されていたことがありますので、必ず勧告文を参照して通常のパッケージ更新以外の作業が必要であり、完了の確認が必要であることを確認ください。
なお、同様にメジャーな DNS サーバソフト djbdns の dnscache には今回の件での対応は現状必要とされていません。他の DNS サーバソフトについて、確認を行いたい場合は、US-CERTの「Multiple DNS implementations vulnerable to cache poisoning (VU#800113) (7/8)」の Vendor 一覧でチェックするか、ソフトウェアの開発元 (upstream) に直接コンタクトを取るなどすると良いでしょう。

また、東海地区ではこの問題について協議するため、東海インターネット協議会が 8/9 のオープンソースカンファレンス 2008 において 緊急DNS勉強会の開催宣言 などをしています。問題をより正確に把握したい方は参加頂くことを検討ください。

企業などで「対応のためには公的な情報が無いと動けない」という方は JPCERT/CC (インターネットを介して発生する侵入やサービス妨害等のコンピュータセキュリティインシデントへの日本での対応支援窓口)や JPRS (日本のドメイン名管理団体) などがこの件に対するリリースを出しています (JPRS:「複数のDNSソフトウェアにおけるキャッシュポイズニングの脆弱性について (7/9)」、JPRS:「(緊急)複数のDNSソフトウェアにおけるキャッシュポイズニングの脆弱性について(続報) (07/24)」、JPCERT/CC「複数の DNS サーバ製品におけるキャッシュポイズニングの脆弱性 (7/9)」、JPCERT/CC「[続報] 複数の DNS サーバ製品におけるキャッシュポイズニングの脆弱性に関する注意喚起 (7/24)」等) ので、そちらを参照ください。

なお、今後この問題に起因するソフトウェアの修正とセキュリティ勧告が続くものと思われます (例: pdns-recursor パッケージ、 glibc パッケージ、 python-dns パッケージ、 dnsmasq パッケージなどが該当します。 なお、powerdns パッケージ (8/11 10:00 時点でリンク先は未掲載) については今回の件に起因する脆弱性ではなく、別のリスクを避けるものとして報告されています)。 特にサーバ管理者の方はセキュリティ勧告についてご注意ください。

2008/08/11 12:02 リンク

2008年08月08日

Software Design 2008 年 8 月号「Debian live-helper」記事

Debian JP Project 会員の執筆記事が雑誌に掲載されていますので、皆様にお知らせです。
Software Design 2008 年 8 月号「live-helperで構築するオリジナルLive CD」で、岩松信洋が担当しました。

live-helper は、Debian をベースとした自分の LiveCD/DVD を作ることが出来るソフトウェアです。興味のある方は、 現在発売中ですので、これを機会にぜひ書店でお手に取ってみてください。

2008/08/08 20:02 リンク

2008年07月16日

第15回 関西 Debian 勉強会 in オープンソースカンファレンス 2008 Kansai

関西 Debian 勉強会はこれから定期的に顔をつき合わせて、Debian GNU/Linux のさまざまなトピック(新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組、Debian 界隈で起こった出来事、などなど)について話し合う会です。今月は オープンソースカンファレンス 2008 Kansai にお邪魔して、 セミナーやブースでの展示と説明などを予定しています。

参加者には Debian ユーザのみならず、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、普段は聞けないようなさまざまな情報を得るチャンスです。 興味を持たれた方は気軽にご参加ください (また、勉強会で話をしてみたい、協力したいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
  • 日時:2008年7月19日(土) 10:00〜17:00
    セミナーは 13:00-13:45 (ブースは10:00-17:00を予定しています)
  • 会場:京都コンピュータ学院 京都駅前校 (JR京都駅八条口より徒歩7分)
  • 主催:オープンソースカンファレンス実行委員会
  • 共催:京都コンピュータ学院
    京都情報大学院大学
  • 費用:セミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定 (配布・物販は極少数ですので入手したい方はお早めにお越しください)
セミナー (教室E 定員:50名)
  • ライトニングトーク6番勝負!
    Debianをテーマに関西Debian勉強会メンバーが語るライトニングトーク。 Debianについて知っていること、知らないこと、堅いことから柔らかいことまで、さまざまなネタが飛び出す予定なのでお楽しみに。
ブース展示・配布物
  1. 関西 Debian 勉強会 資料展示
  2. 有志作成 Debian グッズ(Tシャツ・ステッカー)
  3. Debian Live DVD/フライヤーの配布
  4. Debian 稼働マシン (EeePC など)
参加方法と注意事項
セミナー参加希望者はオープンソースカンファレンスのページから事前登録を行って下さい。
懇親会について
OSC が終わり次第、後片付けを行い、関西 Debian 勉強会有志にて懇親会を実施予定です (会費:4000円程度を予定)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/07/16 02:02 リンク

2008年07月03日

debian-users メーリングリスト障害と障害期間中の購読/解除について

Debian JP Project が提供しているメーリングリストサーバにおいて2008年6月26日に発生した障害により、既存の購読者リストが失われたため、2008年7月3日10時頃まで、「debian-users」メーリングリストの記事の購読者への配信および、メーリングリストの購読と解除が一部正しくなされない状態となっていました。

この問題の対処として、2008年6月26日16時頃時点の購読者リストおよび2008年7月3日10時時点で新規に登録された購読者リストを併合し、サービスを再開いたしました。お手数ですが、下記に相当する場合には再度所定のお手続きをお願いいたします。

2008/07/03 13:02 リンク

2008年06月27日

第14回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第14回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 6 月 29 日 (日) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 会議室 (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第14回関西Debian勉強会の内容について話をします。
  2. pbuilder でパッケージをビルドしてみる 大浦 真 氏
    pbuilder とは、Debian のソースパッケージを chroot 環境でビルドするた めのシステムです。自分の手元にあるパッケージを自分でカスタマイズした環境 の中だけでビルドしていても、それが他の環境でビルドできる保証はありませ ん。それを簡単にチェックするために pbuilder を利用することができます。今 回はこの pbuilder の使い方を実例を示しながらお話します。
  3. HotPlug の現状 川島 氏
    現在の Linux では,USB ストレージデバイスを差し込むだけで自動的に認識, マウントが行われます.このような HotPlugの仕組みについて,カーネルから udev デーモン,HAL デーモンまでのイベントの伝搬を,ソースコードを元に述 べたいと思います.
  4. SSL のサーバー証明書が失効する時 久保 博 氏
    [http://www.debian.org/security/2008/dsa-1571 DSA-1571] の OpenSSL の脆 弱性の問題は、日本べサイン社がプレスリリースを発表するまで社会的影響が広 がりました。これを機会に、OpenSSL とサーバー証明書について、ユーザーの視 点で仕組みを解説します。この問題の初心者向けです。
参加方法と注意事項
6月 26日(木)24:00までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/06/27 13:02 リンク

2008年05月25日

OpenSSL/OpenSSH〜セキュリティ更新が確実に実施されているかを確認しましょう

既に OpenSSL パッケージの脆弱性に起因する問題については周知の通りかと思いますが、 古くからシステムを運用していてパッケージが更新されない、一度 testing などの stable 以外のリポジトリを指定した関係で stable での更新されたパッケージが導入されない場合があるなどの症例が一部報告されています。

再度、サーバを運用されている方は、以下の点をチェックしてください。

  • 今回は aptitude upgrade ではなく aptitude dist-upgrade による更新が必要です。
  • openssl のライブラリパッケージ (libssl0.9.8) がセキュリティ更新されたものであるかを確認してください。こちらで現在の安定版でのバージョンの確認が可能になっています。
    $ dpkg -s libssl0.9.8 | grep Version
    Version: 0.9.8c-4etch3
  • openssh-server がセキュリティ更新されたものであるかを確認してください。こちらで現在の安定版でのバージョンの確認が可能になっています。
    $ dpkg -s openssh-server | grep Version  
    Version: 1:4.3p2-9etch2
  • openssh-server がインストールされている場合は、openssh-blacklist も共にインストールされていることを確認してください。こちらで現在の安定版でのバージョンの確認が可能になっています。
    $ dpkg -s openssh-blacklist|grep Version
    Version: 0.1.1

2008/05/25 14:02 リンク

2008年05月14日

第13回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第13回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

今月は、前回の勉強会でのインターネット中継の裏側などの話題を中心に行います。興味のある方はぜひご参加ください。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 5 月 18 日 (日) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:大阪 福島区民センター 会議室 (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Intro 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、第13回関西Debian勉強会の内容について話をします。
  2. ustream.tvを使った関西Debian勉強会中継の裏側 野方 純 氏
    姫路で行われた第12回関西Debian勉強会は、Adobe Flash を使ったビデオストリーミング配信サービスの ustream.tv を利用し、Debian上からインターネット中継を行いました。 しかしそこに至るまでにはプロプライエタリソフトウェアの壁を越えなければいけませんでした… ということで今回はDebianからustream.tv中継を行うためのノウハウとそこから見えた問題点についてお話しします。
  3. Debianで始めるEmacsエディタ 木下 達也 氏
    GNU Emacsは、Lispでの拡張・カスタマイズ可能なテキストエディタです。GNUシステムの構成要素として1984年から開発が始まり、以降、現在も なお愛され続けているこの強力なテキストエディタについて、概要、インストール、活用法、Debianならではの仕組みなどをお話しします。
  4. 自宅LANでIPv6のルータを作ってみよう(Part1) 川江 浩 氏
    近頃、巷でよく聞く「IPアドレスの枯渇」。確かに、IPv4のアドレスは将来的になくなると思われます?じゃ、その代わりになる「IPv6」って何?本当に必要?使えるの?設定は?等々の疑問をルータの設定を通して、問題点をお話しします。
参加方法と注意事項
5月16日(金) 24:00までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/05/14 00:02 リンク

第12回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第12回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

今回は姫路と少し場所は遠いですが、午前中は姫路在住の有志によって観光ツアーを行います。 もしよろしければ、そちらにもご参加下さい。

開催日時・会場
  • 日時:2008 年 4 月 29 日 (火) 13:45 - 17:00 (13:30 より受付)
  • 会場:姫路獨協大学駅前サテライト (定員:25名)
  • 費用:500円 (部屋代、印刷代などの諸費用のため)
内容
  1. Windows な PC でも Debian を楽しもう 名村 氏
    Windows でしか動かないソフトがあったり、会社の PC が Windows だったりと、 なかなか Windows を手放すことができなかったりします。そんな Windows な環境にあっても、coLinux があればお気軽に Debian を楽しむことができます。 coLinux の設定から、Debian を 楽しむまでの流れをご紹介します。
  2. Debian GNU/kFreeBSD 大浦 真 氏
    Debian というオペレーティングシステムは、主に Linux カーネルを利用していますが、 それ以外のカーネルでも使えるように移植作業が進められています。 いくつかの移植版がありますが、FreeBSD のカーネルを利用している Debian GNU/kFreeBSD は、それなりに使えるようになっています。 今回はこの Debian GNU/kFreeBSD について、特にインストール方法について紹介します。
  3. はじめてのSid 山下 尊也 氏
    Desktopなどで使っていると、stableでは物足りないなぁ?とDebianユーザの誰もが思うはず・・・ あなたがSidを触れる何かのキッカケになれたらと言うことで、ちょっとした技などを伝授します。
参加方法と注意事項
4月27日(日) 正午までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

勉強会の前に姫路城/姫路菓子博いっちゃおうぜツアー
この企画は、前回姫路で開催された関西Debian勉強会にて、とある Debian Developper が勉強会の前に姫路城に行った話題から発展し「今度は希望者で行ってみようよ」ということで、 有志により企画されました。 姫路城周辺では姫路菓子博も開かれていて「菓子博にも行きたい」という方もいらしたので、 二手に別れて勉強会の前にゆるーく観光してみたいと思います。

スケジュール

  • 10:00 姫路駅中央改札口集合
  • 10:15ごろ 徒歩にて姫路城前まで移動
  • 10:30ごろ 姫路城前(姫路城大手門)着。姫路城組と菓子博組に別れて観光。
  • 12:00ごろ 姫路城前(姫路城大手門)集合。勉強会会場付近に戻り各自昼食。

 詳しくはこちらをご覧ください。

参加費:姫路城を観光される方は入城料600円、菓子博に行かれる方は菓子博入場料2000円が必要です。

2008/05/14 00:02 リンク

2008年05月02日

開発ニュース寄せ集め (第 6 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

Python 2.5 がデフォルトに

unstable でのデフォルトの python が python 2.5 に切り替えられました。python を必要とする (100 個程度の) パッケージを再構築するスケジュールを組み、 この移行を手作業で準備しています。この取り組みを無駄にしないために、 必ずご自分の sid の chroot 環境をアップグレードして、 誤って以前のバージョンの python で構築されたパッケージをアップロードしないようにしてください。

-- Adeodato Simó

新しい devscripts を使いましょう

changes ファイルに新しく Checksums-* フィールドが導入されるとともに、debsign はそれら新しいフィールドにあるチェックサムも更新するように修正されました (#474949 を参照)。必ず devscripts 2.10.25 かそれ以降のものを実行しましょう。 さもないと dak に拒絶される壊れた *.changes ファイルを生成してしまうでしょう。

現在のバージョンの mergechanges もそれらの新しいフィールドがあるとうまく動作しませんが、devscripts の次のバージョン (2.10.26) で修正される予定です。

-- Raphael Hertzog, Joerg Jaspert

dpkg-buildpackage が CFLAGS などのデフォルト値をセットするようになりました。

dpkg 1.14.17 から、dpkg-buildpackage が環境変数 CFLAGS、CXXFLAGS、CPPFLAGS、 LDFLAGS そして FFLAGS を定義するようになります。 コンパイルフラグを追加したパッケージの再コンパイルを簡単にしたり、CFLAGS が正しいデフォルト値を持つことにより debian/rules ファイルを簡素化するのが目的です (DEBBUILDOPTIONS=noopt のような特別な措置が不要になります)。

しかし、この変更は多くの問題を引き起こす結果となりました (この変更による、 数十もの FTBFS が報告されています)。最も重要な変更は make の挙動に関するものです。make が呼ばれたときに環境変数が存在しているので、 それらが makefile から呼び出される各種のコマンドに自動的に伝播してしまいます (あるいは、 debian/rules ファイル内で割り当てられる変数に変更されるかもしれません)。 これらの変数の存在に対応できない壊れたビルドシステムもいくつかあります。

今のところ、debuild は dpkg-buildpackage を呼び出さないので、 報告された各種の FTBFS の再現には使えないことに留意してください (#476100 を参照してください)。

-- Raphaël Hertzog

"etch and a half" のテストにご協力ください

etch の次のポイントリリースは、Debian 4.0 リリースでサポートされるハードウェアを増やすという限定された目的で、 "etch and a half" ("etch とそこから半分") のリリースとなることを目指しています。 2.6.24 ベースに更新されたカーネルおよび一部の更新された X のドライバが、 proposed-updates として認められています。 開発者はこれらのパッケージのテストを始めて、 関係するパッケージメンテナや project-etchnahalf メーリングリストに問題を報告するように推奨されています。 より詳しい情報は、http://wiki.debian.org/EtchAndAHalf をご覧ください。

-- Dann Frazier

libqt4-dev に Build-Depends するパッケージの FTBFS

パッケージが libqt4-dev に構築時依存 (Build-Depends) しており、現在、ソースからのビルドが失敗 (FTBFS) する場合は、大量のパッケージへの Build-Depends を追加する前に、qt4-x11 パッケージの次のリビジョンがアップロードされるのをお待ちください。

-- Sune Vuorela

"いずれ、誰かがこれをやらないといけない……"

ときどき、メーリングリストで、面白いアイデアや有用なアイデアに出くわします。 それは実行に移すべきものです。 でも、そのアイデアを思い立った人には実行する時間がありません。そこで、wiki ページを 1 つ使うというアイデアを思いつきました。そのページに、 このようなタスクを集めるのです。それによって、 なにか役に立つ仕事をしたい人たち (たとえば、 自分の技術力を証明する必要がある NM プロセス中の人たち) はなにか仕事をみつけることができるでしょう。

http://wiki.debian.org/NMTasks ページ上に、そのようなタスクを集め始めました。 そのようなアイデアを (他の人が理解できる形式で) 集めるために、あるいは、 それらのアイデアから興味を持ったものを選んで実装するのに、 このページを利用してくれるなら幸いです。

-- Holger Levsen

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。 また、上川純一さん・武藤健志さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2008/05/02 23:02 リンク

2008年04月21日

Sarge の最終アップデートリリース (Debian GNU/Linux 3.1r8)

以前の Debian GNU/Linux 安定版 (oldstable) であるバージョン 3.1、コードネーム Sarge の 8 回目のマイナーアップデートとなる 3.1r8 が、2008 年 4 月 13 日に Debian Project からリリースされています。

本アップデートは、Debian GNU/Linux 3.1 の機能向上ではなく、2008 年 3 月 31 日までに加えられた既存パッケージのセキュリティおよび深刻な問題の更新を目的としたものです。そして、このアップデートリリースは Sarge に対する作業の完全な終了を告げるものでもあります

CD および DVD イメージはアーカイブから取得可能です。

更新された内容の詳細については、3.1r8 についてのニュースリリース3.1r8 の準備、およびChangelogの内容を参照してください。

2008/04/21 03:02 リンク

2008年04月16日

開発ニュース寄せ集め (第 5 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

Debian ドキュメンテーションプロジェクト は SVN に切り替えました

Debian ドキュメンテーションプロジェクトは CVS リポジトリを Subversion (SVN) リポジトリへと変換しました。 ドキュメンテーションコントリビュータは全員、svn.debian.org に構築されている新しい SVN リポジトリ上で作業を継続しなければなりません。

  • 認証チェックアウト: svn co svn+ssh://svn.debian.org/svn/ddp/manuals/trunk manuals
  • 匿名チェックアウト: svn co svn://svn.debian.org/ddp/manuals/trunk manuals

-- Raphael Hertzog

機械的に処理が可能な debian/copyright ファイル

2007 年 8 月、Sam Hocevar さんが debian/copyright ファイルを機械的に処理が可能なものにしようと提案しました。

「このファイルは、Debian でのパッケージングにおいて最も重要なものの 1 つですが、 いまだにそのフォーマットはあいまいで、各パッケージによって大きく異なっており、 自動で解析するのが困難です。フリーソフトウェアのライセンスは多様なので、Debian は任意のソフトウェアのフリーさだけでなく、Debian で利用している他のソフトウェアのライセンスとの親和性についても注意を払う必要があります。」

ここ数ヵ月で、いくつかのパッケージがこの新しいフォーマットを採用しました。 この提案の現状については、Debian wiki ページの CopyrightFormat を見てください。

-- Joost van Baal

PTS の購読者に WNPP のステータス変更が通知されます

スクリプトによって、みなしごパッケージの一覧をモニタして、 パッケージトラッキングシステム (PTS) でそのパッケージを ("summary" キーワードで) 購読している人々に、ステータス変更についての情報を送信するようになりました。 関心のあるパッケージを購読する、相応の理由がまた一つできました。

-- Lucas Nussbaum

grub-install と update-grub での新しいデバイス探索方法

grub パッケージ (GRUB Legacy) の experimental における最新版 (バージョン 0.97-33) は、 /etc/fstab や /etc/mtab をパースする必要のない新しいデバイス探索機構を利用します。 この機構は、GRUB 2 からバックポートされた grub-probe (/dev を走査し、 指定されたファイルやディレクトリにマッチするデバイスを見つけるユーティリティ) を用いたもので、 シンプルなセットアップで動作することが、テストを経て分かっています。 この機構によって、最終的には、(問題の一般的原因であった) grub-install と update-grub でのデバイス探索がさらに堅牢になるでしょう。しかし、 この機構は (特にあまり一般的でないセットアップでは) まだ広くテストされていないので、sid へのアップロード前に多少テストをしてもらえるとありがたいです。

-- Robert Millan

ポリシーチェッカーの linda が testing/unstable から削除されました

lintian とよく似ている Debian パッケージチェッカーの linda が unstable から削除されました。linda は lintian を python で書き換えたものとして作られ、 lintian の設計上の制限の多くを克服しました。しかしながら、lintian の方がよく知られていて、その設計上の問題のほとんどを修正する変更がかなり見られたので、 2 つのポリシーチェッカーを維持する負担は今では不必要と考えられ、linda が削除されました。

-- Marc Brockschmidt

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。

2008/04/16 19:02 リンク

2008年04月11日

2008年度役員改選および新体制スタートのお知らせ

Debian JP Project では、会員の投票により会長・監事選挙を行い、 2008 年度の新役員を決定いたしました。

投票の結果および新会長による選任に基づき、以下のような体制で 2008 年度 の運営を 4月 11日より行なっていくことをお知らせいたします。

  • 会長   上川 純一 (再選)
  • 副会長  岩松 信洋 (再選)、山下 尊也 (新)、山本 浩之 (新)
  • 事務局長 武藤 健志 (再選)
  • 監事   山根 秀樹 (再選)

会長選挙・監事選挙の結果については、 役員改選2008/会長選挙および 役員改選2008/監事選挙 を参照してください。

現役員は活動・会計報告を済ませた後、新役員で構成される理事会に運営を 引き継ぎます。

Debian JP のメンバーと力を合わせ、日本における Debian、ならびにフリー ソフトウェアの発展と普及に力を尽くす所存です。Debian に共感される諸氏 のご協力とご支援を今後ともよろしくお願いいたします。

新旧理事会へのご提案等やご連絡は board@debian.or.jp までお送りください。

2008/04/11 22:26 リンク

2008年03月16日

第11回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

第11回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
内容
  1. Intro (関西 Debian 勉強会についての説明) 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明し、その後、前回の勉強会、 そして日本電子専門学校で行われた OSC Spring の話を行います。
  2. バグレポートから参加するDebianパッケージ開発 木下 達也 氏
    Debianパッケージについての問題・要望をDebian開発者へ伝えることは、Debianの成長へと繋がります。
    Debianパッケージを使っていて問題を見つけた場合にどのようにすればよいのか、 パッケージ情報の調べ方、バグレポートの書き方、Debian開発者との協同などについてお話しします。
  3. Debian 開発者のコーナーの歩き方 大浦 真 氏
    Debian プロジェクトの Web ページ内の「Debian 開発者のコーナー」には、 Debian の開発や改良を行っていくために必要な情報が集まっています。 ここには、Debian 開発者のみならず、Debian を深く使っていくために必要な情報がそろっています。 今回は、この「Debian 開発者のコーナー」にどのような情報が集まっているのか、紹介していきます。
  4. GPG 最初の一歩 倉敷 悟 氏
    GPG というと、「ああ、なんか apt-get の時にゴチャゴチャ文句言ってくるアレか」 といった印象をお持ちの方もおられるのではないかと思います。 実は Debian には様々な形で GPG が組みこまれていて、ssh 等にならぶマストアイテムといっても過言ではありません。 このセッションでは、GPG の用途と役割について簡単にご紹介した後、典型的な使用方法についてデモを行います。
参加方法と注意事項
3月 20日(木) 正午までに 京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (締切りに間に合わなかった方は、下記連絡先から担当者と連絡を取ってください。 懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/03/16 16:02 リンク

開発ニュース寄せ集め (第 1 号)

こんにちは。

このメールは、Wiki ページ http://wiki.debian.org/DeveloperNews から単純にカット・アンド・ペーストしたものです。 この Wiki ページでは、すべての Debian 開発者 (DD) が知っておくべきである一方で、 通知のために debian-devel-announce (d-d-a) にわざわざメールを 1 通投稿するほどのことではないような、 開発関連の小さなニュースをまとめようと試みています。 ページの編集や次号に載せるニュースの追加は御自由にどうぞ (発行は不定期になるでしょう。 十分な内容が (つまりニュースが 5 つほど) 揃ったときに、メールが投稿されます)。 第 1 号については、主に dpkg 関連のニュースを扱っています。 将来的には、他のチームも何かの情報を共有するのにこの場を使うとよいでしょう。

debian/control の Homepage フィールド

かなり長い間、パッケージ説明の中に上流プロジェクトの URL を記述することになっていました。現在では control ファイルの source 節にある新しい Homepage フィールドに記述する方法が推奨されています。Homepage フィールドは、 ソースパッケージやバイナリパッケージに伝播します (その結果 Sources.gz と Packages.gz ができます)。control ファイルにある対応した binary 節に 2 つ目の Homepage フィールドを記述することで、特定のバイナリパッケージの Homepage フィールドを上書きできます。

これは dpkg 1.14.6 で実装されました。

debian/control の Vcs-* フィールド

パッケージをバージョン管理システム (VCS) で管理している場合は Vcs-* フィールドにそのリポジトリの場所を指定してください。 リポジトリの内容をウェブ上で閲覧できるようにしている場合は Vcs-Browser フィールドにその URL を指定します。

dpkg が公式にサポートしているフィールドは以下の通りです。

  • Vcs-Arch (arch and baz)
  • Vcs-Bzr (bazaar)
  • Vcs-Cvs
  • Vcs-Darcs
  • Vcs-Git
  • Vcs-Hg (Mercurial)
  • Vcs-Mtn (Monotone)
  • Vcs-Svn (Subversion)

いくつか例を示します。

Vcs-Browser: http://ikiwiki.info/cgi-bin/viewvc.cgi/trunk/?root=ikiwiki
Vcs-Svn: svn://svn.kitenet.net/ikiwiki/trunk

これは dpkg 1.14.6 で実装されました。

dpkg-buildpackage がデフォルトで fakeroot を使うように

もう '-rfakeroot' オプションを付ける必要はありません。root 権限で実行しておらず、fakeroot が利用できる場合には、自動的に fakeroot が使われるようになりました。

これは、dpkg 1.14.7 で実装されました。

dpkg-buildpackage が並列ビルドをサポート

パッケージのビルドシステムが make に基づいている場合は、新しいオプション '-j' を使って、並列ビルドを有効化できます。 それ以外の場合、パッケージが並列ビルドをきちんとサポートする必要があります。

これは dpkg 1.14.7 で実装されました。

dpkg-shlibdeps が、シンボルに基く依存性をサポート

ライブラリパッケージ用に新たに導入された symbols 制御ファイルを生成するのに、 dpkg-gensymbols が使えます (生成されたこの制御ファイルは、dpkg-shlibdeps によって、これまでよりも正確な依存関係を作るのに使用されます)。 さらに詳しくは、後ほど説明します。現在、 ガイドラインに分かりやすい使用法を追記してくれるアーリーアダプターを募集中です。 さらに詳しい情報は、 http://lists.debian.org/debian-devel/2007/11/msg00611.html をご参照ください。

これは、dpkg 1.14.8で実装されました。

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。 また、倉敷悟さん・武井伸光さん・やまねひできさんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2008/03/16 12:02 リンク

2008年03月15日

Software Design 2008 年 4 月号「git」記事

Debian JP Project 会員の執筆記事が雑誌に掲載されますので、皆様にお知らせです。
Software Design 2008 年 4 月号「分散バージョン管理システム Git徹底活用ガイド」で、上川純一・岩松信洋・小林儀匡の 3 名が担当しました(あと査読に有志が協力)。

git は、Linux kernel や X.org の開発などにも使われている (もちろん Debian ではパッケージがある)、Debian 開発者の間でも非常に人気の高い便利なバージョン管理システムです。ぜひ皆様書店でお手に取ってみてください。 3 月 18 日発売です。

(ちなみに Debian では git は git-core パッケージとして提供されています。間違えて aptitude install git しないように注意しましょう)

2008/03/15 09:02 リンク

2008年02月18日

ミラー遅延について(2/18 復旧済み)

Debian JP Project が提供しているミラーサーバ (ftp.jp.debian.org/cdn.debian.or.jp) について、 2/14 より上流での遅延が発生しており更新パッケージが伝播されておりません。

現状問い合わせを行っていますが、上流での回復まで今しばらくお待ち下さい。

(追記:2/18 朝6時現在、復旧した事を確認しました。 原因は上流機器でのカーネルアップデート時における設定の漏れであり、再発は無いとのことです)

2008/02/18 07:02 リンク

2008年02月16日

開発ニュース寄せ集め (第 4 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

Debian 拡張プロポーザル

Lars Wirzenius さん、Stefano Zacchiroli さん、Adeodato Simó さんは、 Debian 拡張プロポーザル (DEP) という概念を導入しようとしています。 議論の発端となった dato (Simó さん) のメールを引用すると、 このプロポーザルの目的は以下の 2 つです。

  1. 現在進行中のプロポーザルの状態を明確に示す。 特に、何らかの設計や実装が合意に達している場合は、 それを明示して議論を決着させる。そして、 実装に費やした時間が無駄にならないことを保証し、 その実装を採用することによる「懸念」をなくす (これは過去における Debian の「広範な採用対標準のドキュメント」というループを断ち切るのに役立つはず)。

  2. 昔からのやり方やフォーラムで行った決定や達した合意を記録する、 中心となる場所・機構をもつ。「ああ、 メーリングリストの あの スレッドね」ではなく、後から参照できるように。

このプロポーザルは、DEP の文書自体を保存する技術的な方法についての議論が残されてはいますが、 すでに多大な支持を受けています。

-- Raphael Hertzog

wnpp.debian.net

http://wnpp.debian.net では、 作業が望まれるパッケージおよびそれらの統計についての、 すてきな概要のページや RSS フィードが提供されています。

-- Holger Levsen

debcheckout

よくある要望の中から、ずいぶんお待たせしている debcheckout についてお知らせします。

2007 年 9 月から利用できるようになった debcheckout は、 指定したパッケージをバージョン管理システム (VCS) でチェックアウトする、 新しい devscript です。コマンドラインでパッケージ名を指定すると、 パッケージの Vcs-XXX フィールドを解析し、 必要なバージョン管理システムを使って debian 化されたソースツリーをチェックアウトしようとします。VCS 情報を表示するだけ、 あるいは通常の URL からパッケージをチェックアウトする、といったこともできます。 使い始めは、大抵 debcheckout パッケージ名 とするだけで十分です。

通常、VCS の URL は匿名でのチェックアウトを指すものなので、 チェックアウトしたリポジトリにコミットすることはできません。しかし、debcheckout は典型的な Debian の URL スキーム (例えば、alioth や launchpad に設置されている VCS) を理解するので、(認証用に) -a フラグを渡すことで、 チェックアウトで使う URL を改変してコミットできるようにしてくれます。もちろん、 これにはコミットするための権限が必要ですが、Debian 開発者 (DD) は全員、 いくつかのリポジトリ (collab-maint など) については既に条件を満たしています。

追加情報については、debcheckout (1) マニュアルページを見てください。

-- Stefano Zacchiroli

DEHS から一言

DEHS に (おそらく、作成以来となる) 「大きな」変更が若干なされてから、 しばらく経ちました。最近なされた変更のリストをここに示します。

新しいルックアンドフィール:: DEHS のウェブサイトは、 他の *.d.o ページと似た外見になりました。 さらに将来いくつかスタイルを変更するつもりです :)。

DEHS の統計:: しばらく前から、DEHS は、Debian 全体の「外部状態」の時間変化を示す統計ページを提供するようになりました。 いくつかの値が急上昇したように見えますが、 これはバックエンドのちょっとした変化や微調整であって、 アーカイブに実際に大きな変化が起きたわけではありません。

uscan の更新:: DEHS は、利用できる最新版の uscan を使うようになりました。 これからも最新版を使い続けます。これによって、最新の uscan における改良点を使って、チェックの品質を向上できるようになります。

新しい上流バージョンの通知:: DEHS は、新しい上流のバージョンを見つけたときに、 PTS の 'summary' タグ/キーワード宛てに通知を送るようになりました。 このような通知を受け取ってみたいと思う人は、PTS のドキュメントを読めば購読方法が分かります。 誤った上流のバージョンを報告する watch ファイルを含むパッケージもありますので注意してください。 そのようなパッケージに気付いたらバグ報告をするつもりです。

データがより新しく:: DEHS は、 新しいパッケージや更新されたパッケージだけなら毎日、 アーカイブ全体については月に何度か、データを更新するようになりました。つまり、 データがこれまでより新しくなっています。 タイムスタンプを利用してパッケージのチェックの頻度を上げるよう、 現在さらにいくつかの作業を行っています。これによって作業負荷が減り、 同時にさらに新しいデータを提供できるようになるでしょう。

以上のリストに何か重要な変更を含め忘れていないといいのですが。DEHS の開発への参加に興味のある方、DEHS についてもっと知りたい方は、 どうぞ私にご連絡ください (DEHS の開発作業が続いてほしいと思う人を Stefano が拒絶することはないでしょう)。

-- Raphael Geissert

PTS と DEHS の統合

PTS と DEHS の統合の最初の実装が利用可能になっています。

まず、あるパッケージの "summary" キーワードを PTS で購読している場合、 DEHS によって新しい上流のバージョンが利用可能であるのが検出された時に、 DEHS から通知メールを受け取るようになります (訳注: "summary" キーワードの購読については、Debian Developer's Reference4.10.1 The PTS email interface を参照してください)。 DEHS 側での作業を行った Raphael Geissert さんに賛辞を呈します。

また一方、PTS が更新される度に、 より新しい上流のバージョンを持つパッケージに関する情報と、uscan の実行に失敗したパッケージに関する情報が集められます。PTS のページで、 より新しい上流のバージョンを持つパッケージは TODO 節に相応の項目を持つようになりますが、uscan の実行に失敗したパッケージは Problems 節に相応の項目を持ちます。

-- Stefano Zacchiroli

symbols ファイルでのワイルドカードの使用

dpkg-dev 1.14.16 以降の dpkg-gensymbols は、debian/*.symbols ファイルにおいて、 ライブラリの任意のバージョン以降のシンボルすべてに同じ依存関係を与えるための、 新しい構文 (例: *@GLIBC_2.0) をサポートしています。これによって、 シンボルにバージョン番号がついている健全なライブラリに、容易に symbols ファイルを提供できるようになりました。さらに詳しく知りたい場合は dpkg-gensymbols のマニュアルページをチェックしてください。

-- Raphael Hertzog

dpkg の機能削除のスケジュールと API 情報

dpkg 1.14.16 以降では、/usr/share/doc のパッケージディレクトリ内に 2 つのファイル (README.feature-removal-schedule と README.api) が含まれるようになりました。 それぞれ、削除が予定されている機能の削除スケジュールと、dpkg や dpkg-dev が提供する API の状態を記述したものです。

これらは、オンラインでも、 http://git.debian.org/?p=dpkg/dpkg.git;a=blob;f=README.feature-removal-schedule;hb=masterhttp://git.debian.org/?p=dpkg/dpkg.git;a=blob;f=README.api;hb=master で参照できます。

-- Guillem Jover

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。 また、かねこせいじさん・倉敷悟さん・武井伸光さん・やまねひできさんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2008/02/16 03:02 リンク

2008年02月09日

第10回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

2008年最初の「第10回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
内容
  1. Intro (関西 Debian 勉強会についての説明) 山下 尊也 氏
    この勉強会の目的などを説明します。
  2. DebianでPCクラスタを作ってみよう 中尾 昌広 氏
    PCクラスタとは、複数台のPCをLANネットワークで接続して作る並列計算機システムのことです。 Debianでは並列計算用のパッケージが数多く揃っているので、簡単にPCクラスタを作ることができます。
    Debianを使ってPCクラスタを作るのに必要な手順、パッケージ、そしてPCクラスタの管理方法などをご紹介します。
  3. GIS on Debian GNU/Linux! 清野 陽一 氏
    Linuxでは以前からオープンソースなGIS関連のツールが整備されてきていました。 しかし、近年の社会全般におけるGISのニーズの高まりとともに、 こうしたツールの進化が目覚ましく、以前に比べ大変使いやすいものとなってきました。 Linuxの使いやすさの進歩とともに、徐々に初心者でも導入しやすい環境が整ってきたと思われます。 また最近では書籍の整備なども進んできました。
    そこで今回は、DebianにおけるGIS環境の概観と、 私自身の研究分野における簡単な利用例についてご紹介したいと思います。
  4. 資料作成基礎(TeX) 山下 尊也 氏
    関西 Debian 勉強会の資料は TeX を用いて作られています。 みなさんが資料を作成する際に参考になるように今回から基礎講座を行ないます。 初回は、TeX 環境のインストールから始める予定なので、TeX を使った事がない 方でも是非ご参加下さい。
参加方法と注意事項
京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/02/09 08:02 リンク

2008年02月08日

Backports ミラーサーバメンテナンスのご連絡 (2/10)

Debian JP Project メンバーが提供する Debian Backports 公式ミラーサイトは、収容先ビルの電源法定点検のため、下記の日程でサービスを一時停止します (別サーバ名として利用できる http://backports.mithril-linux.org も同じサーバを指していますので同様となります)。

上記日程の前後で利用できません(apt line に指定している場合、サーバが反応しないなどのエラーが表示されます)ので、ご留意下さい。

2008/02/08 20:02 リンク

第5回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

直前になりましたが「第5回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、定期的に顔をつき合わせて、 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組み、Debian 界隈で起こった出来事、などなど) について楽しく話し合っていく集まりです。

参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
  • 日時:2007年8月12日(日) 13:00-15:00 (受付は12:30以降、終了後に懇親会予定)
  • 会場:神戸研究学園都市 UNITY 大学共同利用施設
  • 費用:有志によるカンパと言う形にしたいと考えています。また、集まった費用で印刷代を引いて余った分は、次回の勉強会に回させて頂きます。 (懇親会は別途 BYOB(Bring Your Own Bottle) 形式です。勉強会終了後、みんなで近くのコンビニやスーパーでお酒やおつまみを買い出しに行きましょう)。
内容(順不同)
  1. Inkscapeを使ったOSC2007チラシ/DVDジャケットの制作 のがたじゅん氏
    Open Source Conference 2007 Kansai@Kyoto の関西Debian勉強会ブースで配布したチラシとDVDのジャケットの制作は、 ベクタードロー系グラフィックツールのInkscapeを使い、 すべてDebian上で制作しました。その舞台裏などをご紹介します。
  2. Patch基礎編 矢吹 幸治氏
    フリーソフトウェアおよびオープンソース(以下FLOSS)界隈で、 他人と共同作業をする際に、よく"patch"(ぱっち)という言葉を聞くと思います。
    FLOSS (Free/Libre and Open Source Software) の醍醐味のひとつに他人との共同作業があります。 このパッチの概念を知ってもらうことで、どの様にして FLOSS 界隈の人達がネットワーク越しに共同作業を可能にしているのか語ります。
    特に以下のような方にお勧めです。
    • GNU/Linuxを使っていて他人とプログラムや文書などの共同作業を行いたい人
    • 流通しているパッチを使って自分のシステム (Linuxカーネルなど) をカスタマイズしたい人

  3. Debian パッケージの作り方 -- dpatch 大浦 真 氏
    Debian パッケージを作る際には、配布元のソースパッケージに対して、 そのパッケージ自身のバグや Debian 固有の問題に対処するために patch をあてる必要があることがあります。 その patch が一つだけの場合はいいのですが、複数ある場合には管理が面倒になります。
    Debian の中には、この patch を管理するためのシステムがいくつかありますが、 今回はその中の一つ、dpatch の使い方を紹介します。
参加方法と注意事項
事前登録については 京都.cotocotoの 第5回 関西 Debian 勉強会ページを参照してください。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/02/08 20:02 リンク

第4回 関西 Debian 勉強会 in オープンソースカンファレンス 2007 Kyoto

関西 Debian 勉強会はこれから定期的に顔をつき合わせて、Debian GNU/Linux のさまざまなトピック(新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組、Debian 界隈で起こった出来事、などなど)について話し合う会です。今月は オープンソースカンファレンス 2007 Kyoto にお邪魔して、 セミナーやブースでの展示と説明などを予定しています。

参加者には Debian ユーザのみならず、開発の最前線に立つ Debian の公式開発 者や開発者予備軍の方もおりますので、普段は聞けないようなさまざまな情報を 得るチャンスです。興味を持たれた方は気軽にご参加ください (また、勉強会で 話をしてみたい、協力したいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
  • 日時:2007年7月21日(土)
    セミナーは 13:00-13:45
    ミニセミナーは随時開催予定 (ブースは10:00-17:00を予定しています)
  • 会場:京都コンピュータ学院 京都駅前校 (JR京都駅八条口より徒歩7分)
  • 主催:オープンソースカンファレンス実行委員会
  • 共催:京都コンピュータ学院
    京都情報大学院大学
  • 費用:セミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定
セミナー (教室E)
  1. 関西 Debian 勉強会とは
  2. Debian.org / Debian JP / 関西 Debian 勉強会の関係
  3. Debconf 7 ミニ報告 + Debconf 日本開催について。
(時間の関係上セミナー内容が変わる可能性があります)
ブース展示・配布物
  1. 有志作成 Debian グッズ(Tシャツ・ステッカー)
  2. チラシ・インストールDVD
  3. Debian 稼働マシン
  4. Debian 掲示板 − みなさまが抱えている Debian に対する意見などを書いてください
ミニセミナー (ブースにて開催)
  1. Debian 質問所 − セミナー内容や日頃の Debian に関するあれこれに回答します
  2. Say goodbye to Microsoft. Now.
  3. その他未定
参加方法と注意事項
セミナー参加希望者は http://www.ospn.jp/osc2007-kansai/ から事前登録を行って下さい。 ブース展示・ミニセミナーその他については特に登録などはありません。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:矢吹幸治 (yabuki@{debian.or.jp,netfort.gr.jp} ) までお願いいたします。

2008/02/08 20:02 リンク

第7回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

10月の「第7回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
内容
  1. Intro (関西 Debian 勉強会についての説明) 山下 尊也 氏
    参加される方々へ、この勉強会の目的の説明をさせていただきます。
    前回、姫路獨協大学で行われた第 6 回関西 Debian 勉強会についてもその様子をお話しします。
  2. Debianの日本語入力入門 あわしろ いくや 氏
    Debian上での日本語入力を、Etchでの変更点を中心にお話しします。 難しい話は一切ない予定なので、気軽にお聞きください。 X上での日本語入力に限定しますので、あらかじめご了承ください。
  3. Debian で使えるSPAMフィルタ(CRM114) たなか としひさ氏
    Debian etch では、Spamassassin や POPFile、bsfilter等、 色々な SPAM フィルタを使う事が出来ますが、今回は、CRM114 と言う SPAM フィルタについてお話します。
    まだ詳細な統計は取れていないのですが、CRM114 の使いかた、CRM114 での日本語 SPAM の検出方法についてお話します。 サーバーサイドで動く SPAM フィルタをお探しの方にとって参考になればと思います。
参加方法と注意事項
京都.cotocotoを参照して、 10月5日までに事前登録をしてください (17:30 からの懇親会に参加する場合は、コメントに「宴会参加」と記入してください)。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

2008/02/08 20:02 リンク

第2回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

前回に引き続き、関西方面でも勉強会を!という声に応えるのと、Debian GNU/Linux 4.0 ("Etch")のリリースを記念して、 「第2回 関西 Debian 勉強会」 が開かれることになりました。関西 Debian 勉強会は、定期的に顔をつき合わせて、 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組み、Debian 界隈で起こった出来事、などなど) について話し合っていく会です。

参加者には開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないようなさまざまな情報を得るチャンスです。
興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

開催日時・会場
内容
  1. etchリリース記念インストールとか たかや氏
    • http://goodbye-microsoft.com/ を使ってWindowsからインストール。
    • laptop向けの事 (cpufreqとかsuspend、sleep関係の事)
  2. Debian GNU/LinuxからのYouTube活用ノウハウ (マルチメディア関係の事)のがたじゅん氏
  3. 20分で作る Debian パッケージ 大浦氏
    一般的な Debian パッケージの作り方について
  4. プロジェクトトラッカーの話 矢吹氏
    • あることに費している時間を計測するには、どうしたらいいか。
    • 自分の作業時間を見積もるにはどうしたらいいか?
    • 記録を取って、基準を作ろう
参加方法と注意事項
参加希望者は事前登録の上、事前のまとめを作るための情報を送付してください。期限は 4 月 15 日 (日) です。
事前登録、及び事前送付情報の内容と送付先については 第2回 関西 Debian 勉強会 のページを参照してください。

この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:矢吹幸治 (yabuki@{debian.or.jp,netfort.gr.jp} ) までお願いいたします。

2008/02/08 20:02 リンク

LinuxWorld Expo/Tokyo2007「オープン・アップ・OSS!」

2007年5月30日〜6月1日に東京ビッグサイトにて開催される LinuxWorld Expo/Tokyo2007 内の1コーナー 「オープン・アップ・OSS!」 にて、各ディストリビュータ代表者を集めたトークイベント 「Distribution/Community が語るLinux Desktop の未来」 が開かれます。このパネラーの一人に Debian JP Project を代表して、会長の上川純一氏が参加します。 お時間のある方はぜひご参加ください。

開催日時・会場
  • 日時:2007年5月30日(水)13:00-14:00
  • 会場:東京ビッグサイト西4ホール LinuxWorldExpo2007会場内 「オープン・アップ・OSS!」コーナー
  • 席数:20席ほど
  • 内容
    「意外と知られていない、Linuxデスクトップの魅力・実力」を各ディストリビューションに精通した各氏が、 素朴な疑問に対する回答から技術的な方向性までを語ります。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第33回 Debian 勉強会 in オープンソースカンファレンス 2007 Tokyo/fall のお知らせ

    Debian 勉強会は、メールや web だけでは語り切れない Debian に関わる話題について浅いところから深いところまであらゆることを Face to Face で 情報交換するイベントです。

    10月はオープンソースカンファレンス 2007 Tokyo/Fall に参加してセミナーやブースでの展示と説明などを予定しています。 普段は聞けないような様々な情報を得るチャンスです。是非御参加下さい。

    開催日時・会場
    セミナー (12:30-13:20@会議室E)
    • GNU/Linuxはふちなし印刷の夢を見るか?(担当:武藤 健志)
      諸君、サーバ戦線を突破した我らの次なる目標はデスクトップである。
      難攻不落たるその城壁も、今やWebブラウザをはじめとする英雄たちによってほころびが見え始めてきた。
      しかし、諸君、私はそこにあるプリンタに、テキストを、イラストを、写真を今すぐに印刷したいのだ。
      ――本セッションでは、Debian Printing Teamの開発者が、CUPSを中心としたLinux印刷環境の概要および今後の技術動向を紹介する。
    ミニセミナー (15:10-15:20@B会場)
    • Debian ミニQ&A (担当:やまねひでき)
      会場その他で集めた Debian に関するあれこれに回答したりしなかったり?
    ブース展示物
    1. Debian 関連書籍
    2. 有志作成 Debian グッズ (Tシャツ・ステッカー)
    3. Debian 勉強会資料
    4. チラシ・CD(配布も予定)
    5. Debian 稼働マシン (NAS、サーバ等)
    6. Debian 掲示板
    参加方法と注意事項
    セミナー参加希望者は事前登録してください。
    ブース展示・ミニセミナーについては特に登録などはありません。

    この件に関するお問い合わせは Debian 勉強会主催者:上川純一 (dancer@{debian.org,netfort.gr.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第 8 回 関西 Debian 勉強会 in 関西オープンソース2007

    直前の案内となりますが、ご容赦ください。11/10 に関西オープンソース 2007 にお邪魔して、関西 Debian 勉強会を開催します。セミナーやブースでの展示と説明などしておりますので、 お時間がある方はぜひお越しください。

    開催日時・会場
    • 日時:2007年11月10日(土) (ブースは10:00-17:00を予定)
      セミナーは 14:00-14:50、ミニセミナーは 15:35-15:50
    • 会場:大阪南港ATC (行き方はこちら)
      (大阪市交通局 ニュートラム 南港ポートタウン線 トレードセンター前駅より徒歩5分)
    • 主催:関西オープンフォーラム
    • 費用:セミナーは無料。その他有志による物品の販売を予定
    セミナー (会場:9F-G4 14:00-14:50)
    1. 「関西 Debian 勉強会とは」(担当 山下 尊也)
      毎月1度行われている関西 Debian 勉強会の目的や、KOFでのブース内容について関西 Debian 勉強会担当者からお話しします。
    2. 「Debian 初心者講座 GUIから見る apt」(担当 のがたじゅん)
      パッケージ管理を知ればDebianが見えてくる ということで、etch から Debian を使い始めた人にはお馴染みの GUI パッケージ管理ツール「Synaptic」 の基本と、知っていればパッケージ管理で少し得をするかもしれない事などをお話しします。
    3. 「Debian 初心者講座 CUI から見る apt」(担当 山下 尊也)
      GUIも充実してきましたが、やはり細かい事をしようとすると、GUIで提供されていない機能もあります。
      aptのちょっと気になる事から、初心者からのよく聞かれる質問について、時間が許す限り説明します。
      これで、あなたも今日から apt マスター!!
    ミニセミナー 「Debian Live 3分クッキング」 (展示会場内特設ステージ 15:35-15:50)
    最短10分少々で Live CD が完成?? ー Debian で簡単・手軽に Live CD/DVD を作る「Debian Live」をご紹介します。
    これを見れば貴方も自分の Debian Live システムが作れる…かも。
    ブース展示・配布物
    1. 有志作成 Debian グッズ(Tシャツ・ステッカー)
    2. Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」
    3. フライヤー・インストールDVD
    4. Debian 稼働マシン

    この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第9回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

    12月の「第9回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

    参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
    興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

    開催日時・会場
    内容
    1. Intro (関西 Debian 勉強会についての説明) 山下 尊也 氏
      この勉強会の目的などを説明し、その後、大阪南港ATCで行われた第8回関西 Debian勉強会@関西オープンフォーラムの内容について話をします。
    2. 関西オープンフォーラム参加報告 川江 浩 氏
      40歳代の「おっちゃん」が、KOF(関西オープンフォーラム) に参加し て思った事。オープンソースに関わって来た経緯を、最新のアニメ、Xen、 IPv6、人生観を交えながら報告します。
    3. 2007年の関西Debian勉強会を振り返る 山下 尊也 氏
      今年から始まった関西 Debian 勉強会も、今回で9回目となりました。この 1年間の思い出と、この勉強会はどのように行われているのかを、説明したいと 思います。
    4. WirelessSync 山下 尊也 氏
      時代は、Wireless!!あの機器もDebian で Sync が出来る。 今が、旬の情報を伝授します。
    参加方法と注意事項
    京都.cotocotoを参照して、 事前登録をしてください (17:30 からの懇親会に参加する場合は、コメントに「懇親会参加希望」と記入してください)。

    この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第1回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

    東京に引き続き、関西方面でも勉強会を!という声によって 「関西 Debian 勉強会」 が開かれることになりました。関西 Debian 勉強会では、定期的に顔をつき合わせて、 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組み、Debian 界隈で起こった出来事、などなど) について話し合っていく予定です。

    参加者には開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないようなさまざまな情報を得るチャンスです。
    興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

    開催日時・会場
    内容
    1. 関西 Debian 勉強会 について
      関西で Debian 勉強会を開催するにあたってのご挨拶と今後に向けての説明です。
    2. 参加者の自己紹介 (それぞれ)
      初めての機会ですので、参加者の自己紹介、勉強会に参加した動機、Unix (Linux) の経験、 どんな風にDebianを使っているかなど情報交換をしましょう。
    3. 関西 Debian 勉強会で学びたいこと、関西 Debian 勉強会に対してできること。(司会:矢吹)
      今後の勉強会で何をしていこうか、という話を皆で交換し合いましょう (話をまとめるために、なるべく事前にメールでお送りください)。
    4. yc-el について
      Emacs から canna を使って日本語を入力を行うパッケージである yc-el をメンテナンスしています。 前担当者からこのパッケージを引き継ぐ際、再パッケージを行って得た経験をお話します。
    5. Debian Develper と key sign (希望者)
      Debian Project のメンテナになるためには、Debian Developer との GPG キーサインが必須になります。キーサインを望む方は以下をご用意ください。
      • 公的証明書 (運転免許証・パスポートなど)
      • GPG 鍵作成時に指定したメールアドレス・名前・鍵の指紋 (fingerprint) を書いた用紙 (参加人数分)
    参加方法と注意事項
    参加希望者は事前登録の上、事前のまとめを作るための情報を送付してください。期限は 3 月 25 日 (日) です。
    事前登録、及び事前送付情報の内容と送付先については 関西 Debian 勉強会のページ を参照してください。

    この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:矢吹幸治 (yabuki@{debian.or.jp,netfort.gr.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第6回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

    9月の「第6回 関西 Debian 勉強会」 のお知らせです。関西 Debian 勉強会は、関西方面の Debian ユーザ/ユーザ予備群/開発者らで Debian GNU/Linux のさまざまなトピックについて Face to Face で楽しく話し合っていく集まりです。

    参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
    興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

    開催日時・会場
    • 日時:2007年9月15日(日)(土) 13:15〜17:00 (13:00 より受付。18:00〜21:00 にて懇親会予定)
    • 会場:姫路独協大学 本部棟西館
      (会場へのアクセスについて、LILO Monthly Seminar の資料を参考にしてください)
    • 費用:無料 (姫路独協大学さんの好意により部屋代・印刷代など不要のため)
    内容(順不同)
    1. Debian パッケージの作り方 -- ライブラリ編 大浦 真 氏
      Debian のライブラリのパッケージは他のパッケージとは異なり、 ライブラリの本体と開発用のファイルが別のパッケージになっています。 今回は、ライブラリを作る手助けをする libtool の説明も含めて、 ライブラリパッケージの作り方を紹介します。
    2. Debian で翻訳をはじめてみよう 倉敷 悟氏
      Debian で翻訳の対象となる領域、Debian 上で翻訳する時の環境、実際に作業を進める様子などをご紹介します。
      参加申込でご希望があれば、その部分の説明やデモを多めにしようかと考えてます。 ご紹介する内容は個人的な経験ベースなので、猛者のツッコミ歓迎です。
    3. DebTorrent に触ってみた 山下 尊也氏
      P2P である BitTorrent を使ったパッケージ取得システムである DebTorrent が、 公式パッケージに追加されたので DebTorrent を触った感想などについてお話したいと思います。
    参加方法と注意事項
    第6回 関西 Debian 勉強会ページの事前課題を確認の上京都.cotocotoを参照して、 9月12日までに事前登録をしてください (懇親会に参加する場合は、コメントに「宴会参加」と記入してください)。

    この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会 担当:山下尊也 (takaya@{debian.or.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    第3回 関西 Debian 勉強会のお知らせ

    第3回 関西 Debian 勉強会」が 6 月に開かれることになりました。関西 Debian 勉強会は、定期的に顔をつき合わせて、 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケージ、Debian 特有の機能の仕組み、Debian 界隈で起こった出来事、などなど) について楽しく話し合っていく集まりです。

    参加者には一般ユーザをはじめ、開発の最前線に立つ Debian の公式開発者や開発者予備軍の方もおりますので、 普段は聞けないような Debian に関する様々な情報を得るチャンスです。
    興味を持たれた方はぜひ御参加ください (また、勉強会で話をしてみたいという方も随時募集しています)。

    開催日時・会場
    • 日時:2007年6月2日(土) 13:00-17:00 (受付は12:30以降、終了後に懇親会も別途予定)
    • 会場:大阪電気通信大学 (四條畷) 11-403号室
    • 費用:無償 (懇親会は別途費用、学生は約1000円引きの学割を適用予定)。
    内容
    1. Debian 風の iptables な話題 久保 博 氏
      etch にも sarge にも入っている lokkit と shorewall の紹介。
      パケットフィルタリングの方法について実際の利用例を紹介します。
    2. Debian パッケージの作り方 -- debian/rules を読む --大浦 真 氏
      Debian のソースパッケージには、debian/ というディレクトリがあり、 その中に色々なファイルが入っています。今回はその中心となる debian/rules を読んでいきます。
    3. みんなで読む Debian 社会契約 中本 崇志 氏
      これを読まずしてオープンソース、Debianを語ることなかれ。
      みんなで楽しく「Debian社会契約」を読みましょう。
      予習不要、復習必須!
    4. 事前課題発表 山下 尊也 氏
      みなさんから提出頂いた事前課題についてスライドで紹介。
      後、テーマの適用などの話などを少しお話します。
    5. Debian へのバグレポートについて --バグ報告はコミュニケーションだ-- 矢吹 幸治 氏
      Debian GNU/Linux は、だれでも開発に参加することができるディストリビューションです。
      その一端を担っている「バグ報告」ー本セッションでは、バグ報告のツールの使い方、 問題の切り分け方のガイドライン、BTS (Bug Tracking System) がどのように使われているかの例を示します。
    参加方法と注意事項
    参加希望者は事前登録の上、事前のまとめを作るための情報を送付してください。期限は 5 月 30 日 (水) 23:59 までです。
    事前登録、及び事前送付情報の内容と送付先については 第3回 関西 Debian 勉強会 のページを参照してください。

    この件に関するお問い合わせは 関西 Debian 勉強会主催者:矢吹幸治 (yabuki@{debian.or.jp,netfort.gr.jp} ) までお願いいたします。

    2008/02/08 20:02 リンク

    2008年01月10日

    開発ニュース寄せ集め (第 3 号)

    このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

    symbols ファイルを含むようにライブラリを更新中

    いくつかのライブラリパッケージは既に更新されて symbols ファイルを提供しています (zlib1g、libxml2、libogg0、liburiparser1、libvorbis0a など)。適用の進度はまだゆっくりですが、dpkg 1.14.14 で dpkg-shlibdeps がビルド用の依存関係からバージョンを抽出し、 実際の依存関係に注入するようになったので、今後は増加する見込みです。 この安全対策を提案したのは Loïc Minier さんです。

    libgtk2-0 のように、 シンボルをもとにすると実行時に本当は必要となるバージョンより高いバージョンへの依存関係が生成されるパッケージについては、 そのパッケージの使用するライブラリの最小バージョンの依存関係を指定する手段を提供します。 libgtk2-0 の場合、ビルド時に (Build-Depends ヘッダで判別されて) 必要になる libgtk2-dev の最小バージョンが、 実行時の依存関係に追記される最小バージョンとなります。このために、symbols ファイルは対応している -dev パッケージ名を dpkg-shlibdeps に示す必要があります。 これは "Build-Depends-Package" という特別なヘッダでなされます (詳細と正確な記法については、man dpkg-shlibdeps と man deb-symbols を見てください)。

    パッケージに symbols ファイルを追加する時は、ガイドラインに従ってください。 この wiki ページへの寄稿もご自由に。 多くのパッケージが依存しているライブラリを調べる、それらにバグ報告をする、 そして重要なライブラリのほとんどで symbols ファイルが使われることをリリースゴールとするために作業をとりまとめる、 といったことのために、有志も募集しています。

    -- Raphaël Hertzog

    新参の貢献者に助けてもらえるよう、易しいバグをマークしよう

    Lucas Nussbaum さんは、彼のブログで、Debian プロジェクトが新参の貢献者にいかにより親切になれるかについて議論しました。 彼はまた、このために新しい wiki ページ http://wiki.debian.org/HelpDebian/Start作りました

    彼の提案のもう一つの重要な点は、 すぐに取り込まれる重要で有用な作業を新参の貢献者ができるよう、 易しいバグを特別なタグでマークすることです。 http://wiki.debian.org/qa.debian.org/GiftTag の説明を見てください。

    -- Raphaël Hertzog

    D-I 国際化ニュース

    Christian Perrier さんが debian-installer (d-i) の翻訳作業に関するニュースを出しました。アフリカの言語 (アムハラ語) が新しく利用可能となりました。また、d-i の翻訳文は内容の重要性に応じて 5 つのレベルに分けられました (常に使用される文向けのレベル 1 から、 主流でないアーキテクチャ上の特別な場合のみに使用される文向けのレベル 5 です)。 この分類により、まだインストールシナリオの大部分しか翻訳されていなくとも、 より早く翻訳版 d-i を有効にすることができます。

    -- Raphaël Hertzog

    packages.qa.debian.org (PTS) のアップデート

    たぶんすでにお気づきのことかと思いますが、PTS が改装されました。 新たなレイアウトと、 Debian "らしい" 色づかいの css になりました。

    -- Stefano Zacchiroli

    bugs.qa.debian.org が更新

    遅ればせながら、Debian QA チームのバグ退治用ウェブページが lenny 向けに更新され、ベースシステムの内容についての構想も決まったので、 もう手動で更新する必要はなくなりました。

    -- Colin Watson

    フォントレビューを更新します

    Fonts Task Force では、 Debian に含まれるフォントのレビューを毎週更新できるようにしました。 このレビューは non-free のフォントや重複したフォント、 分割したパッケージにすべきフォントを特定するために使います。

    -- Paul Wise

    この記事について

    この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。 また、石井一夫さん・今井伸広さん・かねこせいじさん・武井伸光さん・やまねひできさんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

    2008/01/10 19:02 リンク

    開発ニュース寄せ集め (第 2 号)

    このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

    非公式アーキテクチャのための新アーカイブ

    非公式アーキテクチャのアーカイブのホスティング用に、 新しいホストがセットアップされました。このホストは、gnuab.org に代わって、現在、armel、 hurd-i386 (リリースされていないもののみ)、kfreebsd-i386 と kfreebsd-amd64 のアーキテクチャのホストになっています。

    開発者は、自分の担当するパッケージのビルドログを見て、 その状況をチェックすることができます。

    PTS の Web インタフェース

    PTS の Web インタフェースにいくつか変更がありました。

    • PTS ページに「Latest news (最新ニュース)」部分の RSS フィードが付け加えられました (zack さんによる変更)。
    • パッケージごとの svn-buildstat 情報へのリンクが付け加えられました (luk さんと kibi さんによる変更)。
    • 新しい情報の表現がいくつか付け加えられました。それらは、DM-Upload-Allowed フィールド、メンテナが Wiki の LowThresholdNmu ページに名前を連ねているかどうか、 Homepage フィールドです (zack さんによる変更)。
    deb ファイルでの他の圧縮アルゴリズム

    dpkg-dev および dpkg パッケージには、バイナリパッケージを gzip 以外のもの (例えば bzip2 など) を使って圧縮する機能がバージョン 1.11 以来ずっと存在しています。

    dpkg-deb の "-Z" スイッチを使うことでその機能を使うことが出来ます。 または、debian/rules 内から "dh_builddeb -- -Z bzip2" を使います。

    残念なことに、lintianlinda の双方とも、この機能を使うべきではないという誤った警告を出します。

    高機能なパッケージ検索のプロトタイプが experimental に

    Enrico Zini さんが、システム全体にわたるパッケージの Xapian ベースのインデックスを生成するインデクサのプロトタイプ、apt-xapian-index を作成しました。

    このインデックスを使うと、パッケージの説明やタグが非常に高速に検索できます。 また、インデックスに特別な情報を付加するのに、 任意のパッケージをプラグインとしてインストールできます。

    さらに、インデックスの使い方を書いた、詳しいチュートリアルも利用できます。

    apt-xapian-index (現在は experimental にあります) は、 特にインデックスの構造やプラグインのインタフェースに関する技術的なフィードバックが得られ次第、 不安定版 (unstable) にアップロードされる予定です (訳注: すでに不安定版 (unstable) にアップロードされ、experimental からは削除されています)。

    changelog エントリには変更を記述すること

    (debian-devel-changes@l.d.o に流れる) changelog を読んでいると、 どのように修正したのかを明示せずに修正した問題を書いたようなお粗末な changelog エントリがやたらと目につきます。changelog では、その変更に至った経緯はもちろん重要ですが、変更内容の説明も重要です。 いくつかの例ではっきりすればいいのですが:

    悪い例:

    * lintian のエラーを修正
    

    良い例:

    * (lintian が検出した) description 中のスペルミス (maintainance → maintenance) を修正
    

    悪い例:

    * 新しい dpkg-shlibdeps 用にパッケージビルド方法を修正
    

    良い例:

    * LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/mypackage を dpkg-shlibdeps に渡して、プライベート
      ライブラリが適切に検出されるようにした
    

    changelog エントリを書くときは、わざわざ両方のバージョンの debdiff を読まなくても、それなりにきちんと変更内容がわかるようにしなくてはならない、 ということを頭に置いてください。

    この記事について

    この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は荒木淳さん・石井一夫さん・今井伸広さん・倉敷悟さん・中尾隆さん・小林儀匡が行いました。 また、倉敷悟さん・武井伸光さん・やまねひできさんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

    2008/01/10 19:02 リンク


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