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2009年11月06日

開発ニュース寄せ集め (第 13 号)

このニュースは http://wiki.debian.org/DeveloperNews でまとめたものです。 寄稿はご自由にどうぞ。

新しいテスト版 (squeeze) のセキュリティサポートは遅れます

squeeze のセキュリティサポートは lenny リリース後すぐには 開始されない、とテスト版 (testing) セキュリティチームが発表しました。 セキュリティサポートが必要なユーザは squeeze のセキュリティサポート 開始が発表されるまで lenny のままにしてください。

http://lists.debian.org/debian-testing-security-announce/2008/12/msg00019.html

-- Stefan Fritsch

あるパッケージを持っている他のディストリビューションを表示する新しい whohas ツール

不安定版の新しいツール、whohas は任意のパッケージを ディストリビューションのリスト全体から検索して、そのバージョンとともに表示します。 現時点では Arch, Debian, Fedora, Gentoo, openSUSE, Slackware, Source Mage, Ubuntu, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Fink, MacPorts を対象としています。メンテナが新しいパッケージ方法やパッチを見つけるのに 役立つ可能性があります。

http://packages.debian.org/whohas

-- Thijs Kinkhorst

python-apt の文書

API について網羅している python-apt の文書が用意されました。 Sphinx と reStructuredText を使って半週で作りました。これまで ひどい資料不足だった python-apt で開発していたあらゆる人にとって 助けになります。この完全な文書は python-apt のバージョン 0.7.9~exp2 で入ります。

http://apt.alioth.debian.org/python-apt-doc/

-- Julian Andres Klode

sbuild と wanna-build の状況更新

これまで 3 か月以上に渡って大きな変更がいろいろと加えられてきました。 他にも近いうちに、また Squeeze に向けても計画しています。sbuild は 最新の wanna-build 及び buildd、また多くの改善も図られたことにより 存分に使えるようになっています。 ここ最近の作業は wanna-build に集中し、バグ修正はもちろんですが 使い勝手をいくらか改善しています。これまでの buildd への変更で、公開 SCM に入っていなかったものもマージされ、今では wanna-build には 稼働している wanna-build にある機能は全て入っています。継続中の 作業にはバックエンドの MLDBM データベースをもっと柔軟な PostgreSQL に置き換えるための wanna-build のモジュール化等があります。

http://lists.debian.org/debian-devel/2009/01/msg00061.html

-- Roger Leigh

Kernel の仮想パッケージを削除しました

仮想パッケージ "kernel" は削除されました。現在ではカーネルイメージは すべて 1 つのソースパッケージ "linux-2.6" からビルドされているからです。 reportbug は既に実験的に "kernel" に向けて報告されるあらゆるバグを linux-2.6 に向けるように変更されています。

-- Moritz Muehlenhoff

この記事について

この記事は debian-devel-announce に流れたニュースの翻訳です。 翻訳は victory さんが行いました。 また、武井伸光さんから多数のコメントをいただきました。 ありがとうございます。

2009/11/06 21:17 リンク


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